7月7日は七夕!
七夕といえば、お願いを短冊に書いて笹につるしますが、これは、中国の「はたおり」がうまくなるようにとお願いする お祭りが元になっているのだとか。
今回は七夕のよみきかせにぴったりの絵本を4冊ご紹介します。
たなばたものがたり
天の神様にすすめられて夫婦となった織姫と彦星は、仕事もなまけて遊んでばかり。怒った天の神様によって、天の川をへだてた両岸に引き離されてしまいます。たなばたの伝説を色鮮やかに描いた絵本です。
行事絵本や昔話は、本によって少し、あるいは大幅に内容が変わっていることもあります。 最近では、残酷な描写を全くなくしたものもありますが、こどもはそういう場面も、物語の一部として聞くことができるそうです。それなので、本選びに迷った時は、おはなしがなるべく原型に近いものがおすすめです。絵も、無理に可愛らしいものより、お話にあったものを選ぶと良いですよ。
おこだでませんように
家でも学校でもおこられてばかりのぼく。本当は「ええこやねえ」といわれたい。7月7日のたなばたさま、ぼくは一文字ずつ心をこめて、たんざくにお願いをかきます。
「怒られたなー」という自分の経験か、「怒っちゃったな―」という子どもにしてしまったほうの経験か。大人はちょっとドキッとしそうです。読書感想文コンクールの課題図書に選ばれるなど評価もされてきた本ですので、ぜひ一度手に取ってみてください。
たなばたさま きららきらら
年に一度のたなばたさまの日。おばあちゃんと一緒にたんざくやたなばたかざりをつくって、すてきなたなばたまつりのはじまりです。
色紙を使ったかざりの作り方が丁寧に書かれているので、おうちでだけではなく、工作会の前などに読むのもおすすめ。 七夕といえば、短冊をつるすくらいのイメージしか私にはないのですが、せっせと作ったかざりを飾って、お祭りの気分を味わうのも楽しそうですよね!
たなばたさま
敵に攻めこまれたやかたから、いのちがけで逃げ出したふたりの兄妹。心やさしい領主の元で奴隷として働き始めますが、ここには男奴隷と女奴隷は絶対に話をしてはいけないという掟(おきて)がありました。一年に一度だけ奴隷が自由を許された七月七日、二人はやっとのことで再会を果たします。
本文に『古い、いいつたえ』とありますが、本当にそういう伝説があるのか、サラッと調べたところでは見つけられませんでした。七夕のお話をもとにした創作かもしれませんね。
まとめ
うちの図書館でも、小さな笹を置いてこどもたちにお願い事を書いてもらいます。ついつい気になって短冊をのぞいてしまうのですが、「ママがやせますように」というお願いを見つけたときは、いたたまれなくなりましたね。笑
ママ、そのままできっと素敵やで。
最後までお読みいただきありがとうございました!