原爆ってなに?小学生が読んでおきたい原爆の本3選

おこりじぞう―絵本パンプキン!  模擬原爆の夏ぼくは満員電車で原爆を浴びた: 11歳の少年が生きぬいたヒロシマ

 

1945年の8月6日、9日。広島と長崎にそれぞれ原子爆弾が落とされました。この原子爆弾とはどんなものだったのでしょうか。

今回は、小学生でも読める原爆を知るためのおすすめ本をご紹介します。

 


【絵本】おこりじぞう


 

 

むかし、日本が戦争をしていたころ、広島のあるところにおじぞうさんが立っておられた。笑った顔をしていたので「わらいじぞう」とよばれていた。

ある日、真っ青に晴れ上がった空に、敵の飛行機があらわれたと思うと、町のまんなかに爆弾をなげつけていった。ふきとばされ、地面にうずまったおじぞうさんの前を、叫びながら這いずりまわる人びと。

やがて、ゆらゆら揺れるようにあらわれたのは、焼けただれた身体の、おさない女の子であった…。

 


【よみもの】パンプキン!模擬原爆の夏


 

 

ヒロカが暮らす田辺は、その昔、”原爆を落とす練習”のため、模擬原爆”パンプキン”が落とされた町でした。夏休み、いとこのたくみの力を借りて、ヒロカは模擬原爆についての自由研究を始めます。

よみものとしては薄い本ですが、原爆を使ったアメリカの考え、当時の日本と外国との関係などにも触れ、「敵」「味方」ではない見方を示してくれます。また、被弾地の図解や参考資料の明記、ノートの取り方のアドバイスもあり、この本をきっかけにして、さらに詳しい調べ学習へと広げていくこともできそうです。

 


【よみもの】ぼくは満員電車で原爆を浴びた


 

 

8月6日、ぼくは母といっしょに電車をのりつぎ、祖父母の家に向かっていた。新しい生活の準備をするためだ。満員電車にゆられ、外の景色を見る。どこかで何かが光った。強 い強い光だ。ものすごい音がする。それまで聞いたこともない、すさまじい音が――。

1キロと離れていない場所で原爆をあびた、11歳の少年の実話です。被爆した直後の地獄のような光景、なんとか逃げおおせたはずのその後、少年を待っていた原爆症の苦しみ 。「核」と「戦争」によってもたらされるものとは。

 


まとめ


 

いかがでしたか?平和の時代に生まれた私たちは戦争の実態を知りません。しかしこれからも、悲惨さを伝えていく。その時に、本は戦時を知る貴重な資料になりますね。子どもたちがこれからも平和の時代を生きていけるよう、機会を見つけて読み聞かせや読書に取り入れてあげるといいかもしれません。

 

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