みなさん、好きな作家さんはいますか?
私はあんまり作家さんにはこだわらないほうで、実は面白いなと思った本でも、作家さんの名前って覚えていないこと、結構あるんですよね。
あとで「アレもこの作家さんだったんだ!」と驚くこともしばしば。笑
同じ作家さんでも、ハマる本ばかりとは限らないし…。
そんな私ですが、新刊をこまめにチェックし、地道に著作を読み続けている作家さんがいるのです。それは…
伊坂幸太郎さん。
読書家さんの間では、結構名の知れた作家さんかなと思うのですが、本当に大好き。
もちろん伊坂さんの本でもハマらなかったものはあります。
でも、とにかく読む。とりあえず読む。
「今回は伊坂さん、何を仕掛けてきたのかな?」と毎回ワクワクです。
ということで、今回は伊坂幸太郎さんをご紹介していきます!
伊坂幸太郎さんプロフィール
仙台のイメージが強い伊坂幸太郎さんですが、生まれは長野県。その後、千葉県松戸市で育ちます。
小学校では「サッカーに熱中していた普通の小学生だった」とお話されています。
その後、中学校でロックに傾倒し、高校ではご自身でもギターを弾いていたそうですよ。
小説を書き始めたのは大学生の時。
東北大学の法学部に入学したのと合わせて、仙台に住まいを移された伊坂さん。
連城三紀彦の作品が好きで原稿用紙に書き写していたのが、そのうち自分でも小説を書くようになり、文学賞にも応募をしていたそう。
大変熱心だったのでしょう、
「小説が書きたい」という理由で大学を留年されています。笑
卒業後も仙台のソフトウェア会社で働きながら執筆を続けます。
25歳の時、サントリーミステリー大賞を受賞。
この時の作品は後に改稿され「陽気なギャングが地球を回す」として出版。
ちなみにこの時の賞金で婚約指輪を購入されたそうです。
29歳、「オーデュボンの祈り」が新潮ミステリー大賞を受賞。ついに作家デビューを果たします。
そこからの人気はうなぎのぼり!
巧みな構成やストーリーに魅了されるファンが続出!!
多くの作品が映像化されるなど、一気に人気作家へと昇り詰めました!
【参照】
老若男女、誰もがハマる?伊坂幸太郎の魅力
伊坂さんもご自身でおっしゃっていますが、伊坂さんの本はとっても読みやすい。
テンポが良いんですよね。 すらーっと読めちゃう。
間の使い方も上手いんです。
ここぞというタイミングで印象に残る一文を入れてくる。 その文章が後半に活きてきて、「ああ、あれはそういうことか!」という驚きがあったり。
そして、伊坂さんの持ち味と言えばユーモア。
初期のころの作品は特に、伊坂さんも遊んでいるというか、楽しんで書いているんじゃないかなーと想像してしまいます。
見事な伏線回収だったり、個性的なキャラクターだったり。
私が初めて読んだ伊坂さんの本は「アヒルと鴨のコインロッカー」。
いやー、あれは本当に震えました。
バスに乗って読んでいたこととか、バスのどの席に座っていたかとか、読んでいた状況まではっきり覚えてます。笑
本でもこんなに面白いことが出来るんだ、と、もう感動しきり。
思えば、ミステリーを積極的に読みだしたのはこれがきっかけかも。
ちなみに私が1番好きな登場人物は、「チルドレン」などで存在感を放つ"陣内さん"。
話すことほとんど適当で、終始うるさいんですが、そのうるささがクセになるというか…
どのくらいうるさいのかは、ぜひ本を読んで確かめてください。笑
ユーモアが光る!おすすめ伊坂本3選
ここからは、伊坂さんの作品の中でも特にユーモアにあふれた作品ご紹介します。
悩みに悩んだ3選、未読の方はぜひ!
伊坂幸太郎といえばコレ!な声も多い代表作。
スリ、人間嘘発見器、演説の達人、正確な体内時計を持つ運転手。
一見バラバラな4人のギャングが、時にスマートに、時に破茶滅茶に魅せるサスペンス・コメディ!
【続編】
【映画】
死神の精度
死神というと、死を運んでくる不吉なイメージですが、伊坂さんの描く死神はただ淡々と与えられた仕事をこなす、サラリーマンのよう。
でも人間とは違う感覚を持っているので意図せずとぼけた行動を取ってしまったり。
なんか可愛いんですよね。笑
【続編】
【映画】
オー!ファーザー
父親が4人いる。 もうこれだけで面白くないですか?笑
由紀夫の周囲で起こる謎や事件。
終盤には「え、これも?」「え、それも?」と次々回収されていく伏線にも驚き。
自信を持ってオススメします!
【映画】
まとめ
いかがでしたか?
私自身、伊坂幸太郎さんのファンなので、今回は満を持しての記事でした!
最近では「マリアビートル」がブラットピット主演(!?)でハリウッド映画化が決まるなど、まだまだ勢いの止まらない伊坂さん。
みなさんも巧みな伊坂さんの妙技、ぜひ楽しんでください!
●● このブログを書いたひと ●●
●● Twitterでは毎日おすすめの本を紹介 ●●
最後までお読みいただきありがとうございました!
感想・コメントなど頂けると嬉しいです。