今回紹介するのは、夏の本の中でも「ちょっと不思議な話」
SFやファンタジーなど、独特な世界観の小説を3冊選びました。
今年の夏は、ちょっと不思議な物語の世界を楽しもう!
ハローサマー、グッドバイ
まずは青春恋愛SF小説。
舞台は架空の惑星……と言っても、登場人物は見かけも考え方も地球人と同じ。
序盤では、ドローヴとブラウンアイズの恋愛模様を主にお話が進みます。少年少女時代の心の揺れだったり、大人へ成長していく姿はまさに青春小説。
思わず、SFじゃなかったの?と首を傾げてしまいました。笑
しかし終盤、巻き返すような勢いでSF的な展開に。序盤があるからこそ切なく、荒廃していく様子が胸に迫るんですよね。
個人的な感想ですが、こういう切なさが残る話、好きだなあ。
向日葵の咲かない夏
イヤミスというジャンルがあるのをご存知ですか?
嫌な気分になるミステリーのことですが、この本はまさにそのイヤミスに当てはまるでしょう。
初めから何だか不気味。そして不穏。
どんなお話かはぜひ読んで確かめてみて欲しいのですが、綺麗なお話を読みたい方にはオススメしません…笑
君と夏が、鉄塔の上
最後に紹介するのは、夏休みに少年たちが経験する、不思議で切ない青春小説。
変わり者の女子・帆月が見つけたのは、鉄塔の天辺に座る男の子の姿。 しかもその子は、時によって見えたり見えなかったり…。
あの子は幽霊なのか?妖怪なのか? それともーー。
ホラーという感じではないのですが、終盤に向かうにつれて、引き込まれるような妖しさが増していきます。
それに比例して変化する伊達くんの心情や帆月ちゃんの抱えた不安。
迎える結末は優しく爽やかに。
こんな夏休み、一生忘れられない思い出になると思うなあ。
まとめ
いかがでしたか?
夏が舞台の本って、冒険物語だったり怪談だったり、ちょっとハラハラドキドキするお話が多いですよね。
この夏は日常から離れて、ちょっと不思議な世界を楽しんでみましょう!
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【私の大阪八景】#戦争と平和の本
— ちこやま (@chiko_yama398) 2020年8月11日
戦時下、精一杯の青春を送るトキコ。
勉学に励み、友人たちと過ごす楽しい昼下がりにも、「お国のために、陛下のために」という思いを心の片隅に留めて。https://t.co/Vx8z9UAF30
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