今回紹介するのは、大人向け絵本です。
絵本というと”小さい子が読むもの”というイメージがあるかもしれませんね。
でも実は、大人を対象にした絵本も数々出版されています。
または、子ども向けでも、大人が読むと違う一面が見えてくる、という絵本も多いです。
今回はそんな中からちょっとシリアスなものを3冊選んでみました。
皆さんはどんな感想を持たれるでしょうか・・・。
サーカスが燃えた
文章を担当している佐々木譲さんは、時代小説やエンターテイメント小説など幅広く執筆されている作家さん。本作で初めて絵本に挑戦、とのことですが、テンポのよい文章は、そんなことをまったく感じさせません。
火事の中を右往左往する人々。
夢から醒めるような切ない余韻を残す結末。
これも一つの成長か。
いろぬすびと
もし私がソフィーのおじいちゃんだったらどうするだろう?
愛する孫のため、他人に迷惑をかけることも厭わない。それだけにソフィーへの深い愛を感じます。
これは悪でしょうか?
そうであっても私は、この"ハッピーエンド"に頷きたい。
一言で言うとショッキング。
散々いたぶられ、嘲られるセミ。
暗く、鬱々としたイラストが続きます。
そして結末、グロテスクにも思えるイラストともにセミは…。
バカにしていたセミに、最後は人間のほうが突き放される。
私たちはなんて小さく、つまらない世界で生きているんだろう。
まとめ
いかがでしたか?
「絵本を読むのは恥ずかしい」と思われるかもしれませんが、元司書から言うと、大人が子供向けの本を読んでいても司書は全く気にしていないですね。自分たちもしょっちゅう借りていくので。笑
「子どものために絵本を借りに来たのよ」とか「仕事で使うのよ」という態度を装って堂々と借りてください!
アートとして楽しめるような美しい絵本もいっぱいあるので、子供向けでも大人向けでも、ぜひ色々読んでみて欲しいです!
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【怪談始末】 #読了
— ちこやま (@chiko_yama398) 2021年10月13日
「拝み屋」を営む筆者が見聞きした、数々の怪談実話。本にすることで”怪異を始末する”という趣旨が面白い。
ゾッとする話が多いが、どこか憎めない霊や、そりゃあ化けて出るよなというエピソードも。
怪談を楽しめるのは霊感無い者の特権かな。https://t.co/iKvF9y3Dsc
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