現に潜む異形の者たち・・・あやかしがテーマの本3選

今回紹介するのは「あやかし本」です。

あやかしとは、妖怪、物の怪のほか、不思議なもの、奇妙なものを指すようです。

昨今、あやかしをテーマにした作品は大人気で、漫画でも小説でも数多く出版されていますね。

そんな中から、この記事では3冊の本を紹介していきます!

 


出雲のあやかしホテルに就職します


 

 

*あらすじ
連戦連敗の就職活動に頭を悩ませていた見初が不本意ながら就職を決めたのは、「幽霊が出る」と噂のおばけホテル。しかしその実態は、人間だけでなく人外の者たちが訪れる、あやかしホテルだった…!

 

こちらは現在11巻まで刊行されている人気シリーズ。

天狗、河童、ろくろ首。それら妖怪が人間に紛れて利用するあやかしホテル。
このホテルでベルボーイを勤める冬緒とのひょんな出会いから、見初はとんでもない場所で働くことになってしまいます。

しかし、そこで彼女を待っていたのは恐ろしいことばかりではなく……。

あやかしを迎えるだけあって、ホテルの人間も一癖ありそうな面子がちらほら。

主人公・見初にも、本人が知らない(?)秘密がありそうですが…?
このあたりの人間関係にも注目です。

笑って泣ける、お仕事ファンタジー

 

著者データ
硝子町玻璃:第2回なろうコン大賞(現・ネット小説大賞)受賞。「異世界の役所でアルバイトはじめました」でデビュー。

 


播磨国妖綺譚


 

 

*あらすじ
時代は室町。薬草園の仕事の傍ら、法師陰陽師を営む2人の兄弟。ある晩、弟・呂秀のもとに鬼が訪れ、1つの提案を持ちかける…。

 

持ちつ持たれつ、慎ましやかに暮らす兄弟が遭遇する6つの妖綺譚。

表紙の鬼のイラストがおどろおどろしいですが、無闇に妖が人を襲うようなことはなく、妖と人間とがお互いを受け入れ、自然に存在するような世界観です。
実際の室町も妖たちは身近な存在だったのでしょうか。

そんな中で、兄弟はいわば、妖と人間とを繋ぐ梯子役。
双方の話に丁寧に耳を傾ける姿には誠実さを感じます。

優しい主人公、そして人間と妖が織りなすハートフルなお話です。 

 

著者データ
上田 早夕里:人気SF作家。『火星ダーク・バラード』で第4回小松左京賞、『華竜の宮』で第32回日本SF大賞を受賞。

 


失せ物屋お百


 

 

*あらすじ
失くしたものを見つけ出す失せ物屋を営むお百。他人には見えないものを見ることができる彼女は、物や人、そして"因果なもの"も見つけ出し…。

 

江戸の町を舞台に、不思議な目を持つお百と、彼女のもとに居候する化け狸・焦茶丸のコンビが人々の妖しい依頼に挑む、あやかし物語。

2人のもとを訪れるのは生きた人間とは限らず、捜し物も物や人から記憶まで多岐に渡ります。
その依頼に応えるのは、お百の青い左目。
人ならざる者や霊的な物をも映す目で、普通の人間には見つけられないものまで探し出すのです。

作者の廣嶋玲子さんは、「ふしぎ駄菓子屋」シリーズや「 十年屋」シリーズなど主に児童書作家としてご活躍されています。
本作も大人向けとはいえ優しい内容だろな〜と油断していたところ、なかなかゾッとするエピソードがあり驚かされました。ホラー本として紹介するかちょっと迷いました。笑

廣嶋さんは他にも、妖怪・あやかしが登場するお話を書かれているので、本作を皮切りに廣嶋ワールドを堪能するのもおすすめですよ!

 

著者データ
廣嶋玲子:『水妖の森』で、ジュニア冒険小説大賞受賞したのをきっかけに、本格的に作家デビュー。主にSF、ファンタジーなどの分野で多くの作品を手がけている。

 


まとめ


 

いかがでしたか?

"妖怪"という言葉は昔からよく聞くものの、"あやかし''は最近になってやっと聞き慣れてきた感じがします。

同じものを指しているわけですが、妖怪にはおどろおどろしいイメージ、あやかしにはひっそりと存在するもののイメージがありますねえ。

 

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