人種の壁をこえて。人種差別を考える本3選

 

 

この記事で紹介する本のテーマは「人種差別」です。

人種の違いは、いまだに根強く差別につながっていて、争いが起きることもあります。

今回は、3冊の本から人種問題を考えていこうと思います。

 

目次
❶『わたしのアメリカンドリーム』ケリー・ヤン
新しい扉を開く、移民の物語
❷『アウシュヴィッツを描いた少年』
 トーマス・ジーヴ
少年時代をアウシュヴィッで過ごした著者による手記
❸『人種差別をしない・させないための20のレッスン』ティファニー・ジュエル

人種の壁を越えよう!わたしたちにできること

 

 


わたしのアメリカンドリーム 
ケリー・ヤン


 

 

中国人のミアは、両親と一緒に、”自由”の国アメリカにやってきました。

お給料がたくさんもらえるモーテルの運営を任され、夢のような生活が始まる!……はずだったのに、なんだか様子が違うみたい。

ミアたちの雇い主は決まったお給料を払ってくれないし、学校ではなかなか友だちができません。
それもこれも、ミアが"移民"だから。

ひどい仕打ちに、怒ることも涙があふれることもあります。それでも、どうにか乗り越えようとするミア。
友人たちの力も借りて、本物の"自由"を手に入れようとします。

新しい扉を開く、移民の物語。

 

著者データ
ケリー・ヤン:中国に生まれ、6歳の時にアメリカに移住する。作家デビュー作となった本作で、アジア・太平洋系アメリカ人文学賞、グローバル・リード・アラウド賞など、多数の賞を受賞した。

 


アウシュヴィッツを描いた少年 
トーマス・ジー


 

 

第二次世界大戦、ドイツではユダヤ人を初めとする多くの人々がナチスによって殺害されました。
ナチスは、「自分たちこそ最上の民族だ」という思いから、ほかの民族に手をかけたのです。

特に多くの人が犠牲になった、ポーランドアウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所は、二度と同じ間違いをしないようにとの思いから、今では世界遺産に登録されています。


この本を書いたトーマス・ジーヴさんは、13才のときに、そのアウシュヴィッツ強制収容所に送られました。そして、いつ殺されるとも分からない暮らしが、およそ2年も続いたのです。

収容所から解放されたあと、トーマスさんは自分が経験したこと、見たことをスケッチにあらわしました。
その絵とともに、自分の身に起きたことをこと細かに書き記したこの本は、アウシュヴィッツで何が起きたのかを伝えるだけでなく、今の世界のありかたを考え直させる力があるように思います。

 

著者データ
トーマス・ジーヴ:ドイツに生まれながら、ユダヤ人としてナチスの迫害を受ける。13歳のときアウシュヴィッツに移送され、約2年間を強制収容所で過ごした。現在はイスラエルで家族と暮らしている。

 


人種差別をしない・させないための20のレッスン
ティファニー・ジュエル


 

先に、人種によって差別を受けてきた人たちの本を2冊紹介しました。

どちらも海外のお話でしたが、日本には人種差別は全くないのでしょうか?

日本人同士なら、ほとんど感じることはないかもしれません。

日本に住む海外の人たちはどうでしょうか?
全く差別を感じずに暮らせているのでしょうか。


最後に紹介するのは、私たち自身について考える本です。
「アンチレイシストになろう!」という副題がついたこの本は、「あなたは誰?」という文章で始まります。

自分を知ることは、人種差別の問題に取り組む最初の一歩目なのです。


作者のティファニー・ジュエルさんは、レイシズムへの抵抗運動を積極的に行っている黒人の作家です。
この本でも、人種によって優劣が決まるという"レイシズム"の考えを受け入れない、対抗しよう、と呼びかけています。

人種差別に関係のない人はいないのだと訴え、私にできることは何かを考えさせられる本です。

 

著者データ
ティファニー・ジュエル:白人と黒人のバイレイシャルの作家。白人至上主義を解体する方法について考え、積極的に活動を行っている。。

 


まとめ


 

いかがでしたか?
私は小学生の時に初めて、黒人の差別について知りました。

しかし、それは”歴史”の話で、もう終わったことなのだという受け止め方をしていました。

長い時間をかけても無くならない根強い問題なのだということが、最近になってやっと分かってきたところです。

 

人種に限らず、差別に対してどのように考え、声をあげていくか。

時間をかけて、これからきちんと向き合ってみようと思います。

 

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