昨今、料理をテーマにした本が数々出版されています。
今回の記事では、そんな中から、普通ではあり得ない!?不思議な料理店のお話を3冊ご紹介します!
死に神のレストラン
東万里央
「ようこそ、死に神のレストランへーー」
魂だけの存在となっても、強い未練を残し、この世にとどまろうと
このままでは、あの世とこの世をさまよう地縛霊になってしまう…
そんな彼らの前に現れるのは、あの世とこの世の間にある「死に神
迷い込むように訪れた"お客様"に、思い出の一品を提供してくれ
1冊に5つのお話を収録。
明日も明後日も、そばに居ると信じて疑わなかった人たちとの突然
どれも切ないお話ですが、私は早くも3話目でウルッと来てしまい
ドトールで読んでいたので泣くのはぐっとこらえましたが、抹茶豆
ありがとう、抹茶豆乳ラテ。
ゆうれい居酒屋
山口 恵以子
下町の繁華街、新小岩に開かれる小さな居酒屋・米屋(よねや)。
亭主を亡くした女将の秋穂が、一人で切り盛りしているお店です。
訪れた客は、秋穂の作った料理を口にしながら、自分の悩みを打ち
しかし、このお店には大きな秘密があるのです。
「食堂のおばちゃん」シリーズを始め、食をテーマにした本を何冊
世話焼き女将の美味しい料理をいただける居酒屋に潜む秘密とは…
美味しそうなお料理が数々登場し、「うわあ、食べてみたいなあ」
しかし、私は思うのです。
他人に作ってもらう心のこもった料理だからこそ、美味しい。特に
居酒屋はチェーン店しか行ったことがないので、この本に登場する
山口 恵以子:脚本家を目指し、プロットライターとして活動後、新聞事業協同組合の社員食堂に勤務しながら、小説の執筆に取り組む。『邪剣始末』で作家デビュー、『月下上海』で松本清張賞受賞。その他の著書に『食堂のおばちゃん』『婚活食堂』など。
こぐまねこ軒 自分を人間だと思っているレッサーパンダの料理店
鳩見すた
このお店でふるまわれる絶品料理は、食べた人の心を解かし、気持
しかし、この店には大きな秘密(?)が。
料理を作っているのは人間ではなく……レッサーパンダ!?
サブタイトルの通り、自分を人間だと思っているレッサーパンダの
人語を話す二次元キャラ的なレッサーパンダではなく、紛うことな
しかし、レッサーパンダが料理を作ることを、登場人物たちは普通
それはさておき、美味しい料理を誰かと一緒に食べることでお互い
なんだか人恋しくなる、そんな連作短編集です。
鳩見すた:『陸なき惑星のパラスアテナ〜二少女漂流記〜』で電撃小説大賞を受賞しデビュー。かわいらしい動物たちが登場する温かな作風が人気。ほかの著書に『アリクイのいんぼう』『江ノ島は猫の島である』など。
まとめ
いかがでしたか?注文の多いお店には、くれぐれも迷い込まないように・・・
最後までお読みいただきありがとうございました!