明日の私に会いに行こう。「あした」にまつわる本3選

 

さて、これが2022年最後の記事です。

今回のテーマは「あした」。

明日は新しい一日。そして新しい一年の始まり。

今年抱えた嫌なこと悲しいことは今年に置いて、明日を迎えに行こう!

 

目次

 

 


馬と明日へ 
杉本 りえ


 

 

こちらは小学5、6年生向けの読みもの。

乗馬クラブに通う6年生の悠人は、相棒の馬マリモと一緒に、競技会の練習に励む日々。

悠人が出場するのは、馬に乗ってバーを飛び越える障害飛越です。

マリモから落ちてしまうことも多いものの、ベテランのマリモに引っ張られながら、悠人は少しずつ息を合わせられるようになっていきます。

しかし、やっと手応えを感じ始めた頃、マリモは休養のため、乗馬クラブを離れることになり…。


馬と人、そして人と人との友情をさわやかに描いたお話です。
この一年で濁りきった心もさっぱり。
馬が好きな方にもおすすめです。

 

著者データ
杉本 りえ:コバルトノベル大賞受賞。『不愛想なアイドル』で泉鏡花記念金沢市文学賞受賞。

 


明日のフリル 
松澤くれは


 

 

上野の森にたたずむ「あなたのクローゼット」。
ここは、ファッションデザイナー梓振流(あずさ ふりる)が手掛けた一点ものだけを並べる、小さな洋服店です。

アパレル店員として働き、自店でセールや売り上げを上げることに忙殺され、仕事に嫌気がさしていたあやめは、この店と梓との出会いで、服を着ること、選ぶことの楽しさを思い出すように…。

服は世界を開く最高のアイテム。

面倒だった「明日、何着ていこう?」の時間がきっと楽しくなるファッションストーリーです。


このお話では、お洋服のデザインが丁寧に描写されるのですが、あわせてイラストがあったらもっと分かりやすいな〜というわがままをひとつ…。

あとがきで参考にされたデザインについて紹介しているので、そちらから検索は可能◎ですが、扉絵にチラッとでも載せていただけたらな、と。

文庫化の際はご検討のほどよろしくお願いします。

 

著者データ
 松澤くれは:脚本家・演出家として、人気小説の舞台版を手がける。『りさ子のガチ恋♡俳優沼』で小説家デビュー。そのほか、PV・映画シナリオ、エッセー、演技指導講師、DJ、モデルなど、幅広く活動中。

 


明日への勇気が湧いてくる広告コピー 


 

 

こちらは、さまざまな企業のステキな"広告コピー"を集めたユニークな本です。

優しく背中を押してくれる言葉。
気持ちが奮い立たされる言葉。
新しい世界へ一歩踏み出したくなる言葉。

普段、気にも留めない広告には、実は温かい言葉が溢れていたりして。

私のお気に入りは、

「きみが練習しない日は、
アイツがうまくなる日だ」

長文より、一言でスパッと言い切るコピーが好きです。

あなたの背中を明日へと押してくれる言葉も、もしかしたらこの本に眠っているかも?

 


まとめ


 

皆さま、今年も一年お世話になりました。

今年はブログの更新数を見直して減らしたにもかかわらず、かなり停滞してしまい、反省。

ブログを始めた当初は「三日に一記事」が目標だったのが「5と0のつく日に更新」⇒「週1回」⇒「週1回が目標の不定期更新」と衰退の一途・・・。

2023年は心を入れ替えて読書に励みたいと思います…!

 

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