寒い冬に雪見読書はいかが?・・・冬の本3選

 

一月も中盤、冬真っ盛り!

ということで、今回のテーマは『冬』。

冬の本を3冊紹介していきます!

 

目次

 

 


クリスマスの殺人 クリスティー傑作選 
アガサ・クリスティー


 

 

ポアロミス・マープルなどの名探偵を生み出した"ミステリの女王"アガサ・クリスティー

彼女の作品の中から“冬"のお話を集めた傑作選がこちらの『クリスマスの殺人』です。

クリスマスの記事で紹介しようか冬の記事で紹介しようか迷いましたが、無事、冬で決着しました。

ポアロミス・マープルの登場する話や、今で言う"日常ミステリ"的なお話もあり、アガサ・クリスティーの世界をちょっとずつ味見していくような本です。

それなので、アガサ・クリスティーのファンはもちろん、「アガサ・クリスティー読みたいけどどれから手をつけよう〜?」という方にもぴったりかもしれません。

装丁も小粋で、外出先で読んでも恥ずかしくありません!ちょっと重いだけ!!
私は図書館で借りたのでお目にかかれなかったのですが、これまた素敵なケースに入っているようです。プレゼントにも良さそう。

 

著者データ
アガサ・クリスティー:1900年代に活躍したイギリスの作家。1920年出版の『スタイルズ荘の怪事件』でデビュー。長篇、短篇、戯曲など100以上の作品を発表しており、ミステリーの女王と呼ばれた。

 


氷の城 
タリアイ・ヴェーソス


 

 

11才の少女シスは、孤高をつらぬく転入生の少女ウンに、何か惹かれるものを感じていました。

「ウンと仲良くなりたい」

そしてある日、2人は特別な友情で結ばれることになります。

しかしその翌日、ウンは行方をくらましてしまいます。

ウンはどこへ行ってしまったのか、
生きているのか死んでいるのか。

クラスメイトや大人たちが手を差し伸べるも、特別な友情にがんじがらめになったシスは心を閉ざしてしまい…。


ノルウェーの作家タリアイ・ヴェーソスによるこの作品は、ノルウェーの自然と大切な友だちをなくした少女の葛藤を幻想的に綴ったものです。

作者のタリアイ・ヴェーソスは1970年逝去しましたが、現在、世界的に再評価が進んでいるのだそうです。

大切な人を失ったとき、悲しみと決別することは簡単なことじゃない。

物悲しくも美しいノルウェー文学を代表する作品をぜひご堪能ください。

 

著者データ
タリアイ・ヴェーソス:20世紀ノルウェー文学を代表する作家・詩人。北欧理事会文学賞ヴェニス国際文学賞などの数々の文学賞を受賞し、ノーベル文学賞に幾度もノミネートされた。 代表作に『風』『鳥』『氷の城』など。1970年逝去。 

 


この まちの どこかに 
シドニー・スミス


 

 

いなくなった猫を探して、冬の町を歩く男の子。

怖い音がいっぱい、知らない顔ばかりの町で、小さな猫はどんな気持ちでいるだろう?


男の子から愛する猫へのメッセージ。
しかし、どこか読んでいる私たちへの言葉のようでもあります。

「帰りたいと思ったら、帰っておいで。君はきっと大丈夫」

いなくなった猫を心配する気持ちと、そんな思いを押し殺して無事を信じようとする男の子の痛いような気持ちが伝わってきて、少し苦しくなる。

読んでいる私も、「きっと大丈夫」と猫を、そして男の子を励ましたくなる。

猫が好きな人だけでなく、愛する人にそっと渡してあげたい絵本です。

 

著者データ
シドニー・スミス:カナダの絵本作家。『おはなをあげる』で、カナダ総督文学賞、『うみべのまちで』でケイト・グリーナウェイ賞を受賞。本書『この まちの どこかに』は、ニューヨーク・タイムズ最優秀絵本賞などを受賞している。

 


まとめ


 

いかがでしたか?
最近はこたつに入ってyoutubeを見るのがお気に入りの日課です。
みなさん、温かくして風邪にはお気を付けください。
 

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