
心地良い時間を提供してくれる喫茶店やカフェ。お店のこだわりを楽しむのも面白いですよね。
この記事では、喫茶店・カフェが舞台の小説を紹介します。
喫茶・カフェ小説 おすすめ4選
今宵も喫茶ドードーのキッチンで。
標野凪
カンペキじゃなくても良い。張りつめた心を癒す森のカフェ。
コロナの流行で騒がしい世間とは対照的に、木々に囲まれ、ひっそりとたたずむカフェ、"喫茶ドードー"。小さな店内には、おひとり様でしか入れません。少し不器用な店主が提供するのは、ちょっと変わった名前のメニューです。心が雨の日のサンドイッチ、自分をいたわる焼きマシュマロ、ゆめにきくスペシャルメニュー。
慣れない生活に、体も気持ちも張り詰めてしまった人たちも、おいしい料理に心の強張りをほどいて、ほっとひと息。あなたも喧騒から離れた森のカフェで、癒しのひと時、いかがですか?
虹の岬の喫茶店
森沢明夫
虹を探す人々の背中を押してくれる岬の喫茶店
長いトンネルを抜け、車のわだちに沿って草やぶを抜けた先。そこは、はるかな海と、遠くの陸地に富士山を望むことができる、小さな岬の先端です。この秘境のような場所に、初老の女性・悦子がたったひとりで営む"岬カフェ"はあります。
この本で語られるのは、岬カフェと関わりを持った6人のお話。おいしいコーヒーと優しい音楽、そして悦子の言葉に励まされて、未来に不安を抱えた人たちが再び前を向く姿が描かれています。
風のベーコンサンド
柴田よしき
高原の豊かな恵みを味わう、美味しいカフェ小説
観光客の足が遠のいて久しい高原にオープンした、『カフェ Son de vent(ソン・デュ・ヴァン=風の音)』。東京から移住した奈穂が、地元の人たちの手を借りながらほそぼそと営業するお店です。料理には地元の食材を使用し、高原の恵みを目いっぱい味わえるのが魅力。中でもオススメは、サクサクに焼いたベーコンを天然酵母のパンで挟んだベーコンサンド。シンプルながら、素材の良さが引き立つメニューです。
しかし、さまざまな料理が魅力的に描かれる一方で、寂れつつある高原での苦しいカフェ経営や、地元の人々が抱えるシビアな事情も語られていきます。けっして楽ではない高原暮らしのなか、訪れた人の「おいしい」の言葉を励みに日々を乗り越えていく奈穂。ひたむきな姿勢を応援したくなる作品です。
元カレごはん埋葬委員会
川代紗生
あなたの元カレごはん、秘密の夜会で成仏させませんか?
彼が『おいしい』と言ってくれたカレー。彼に合わせて食べるのを我慢してきたハンバーグ。彼に渡せなかったチョコレート……。別れた恋人との思い出がよぎってしまうレシピ、あなたにもありませんか?
金曜日の夜十時。喫茶・雨宿りでは、『元カレごはん埋葬委員会』が開かれます。キッチン担当の桃子、店長の雨宮、店の常連である僧侶・黒田が、失恋の傷を抱えた相談者の話を聞き、元恋人との思い出が詰まったごはんを食べて未練を成仏させる、ちょっと不思議な夜会。桃子たちは、ひとつの恋の終わりと、また歩き出す背中を見届けます。 相談者の話に、一緒に怒って泣いて笑って。悲しい思い出は、みんなで埋葬しちゃおう。
まだまだある!喫茶店・カフェが舞台の小説
ときどき旅に出るカフェ
住宅地にある小さなカフェ・ルーズは"旅に出られるカフェ"がコンセプト。この店で提供しているのは、店主の円が外国を旅するさなかで見つけた、美味しい料理やスイーツです。オーストリアの飲料・アルムドゥドゥラー、ベルリンのケーキ・ツップフクーヘン、北欧の定番・苺のスープなどなど。馴染みのないメニューの数々は、訪れるたび、新鮮な驚きをもたらしてくれます。そして時には、ビターな謎を解き明かす鍵になることも……。"美味しい体験"が広がるカフェで、あなたも旅へと出てみよう。
古書カフェすみれ屋と本のソムリエ
東京の片隅にある『すみれ屋』は、おいしいごはんと読書を楽しめる古書カフェ。オーナーのすみれの提供するお料理は、こだわりぬいた絶品ばかり。そして古書のコーナーを担当する紙野くんは、数ある本の中からお客様にぴったりの一冊を見つけ出す、本の"ソムリエ"。彼がセレクトした本は、まるで手品のように、お客様をトラブルや悩みから救い出してくれます。人生を変えるかもしれない本との出会いを、あなたにも。
3分で読める!コーヒーブレイクに読む喫茶店の物語
喫茶店が舞台のショートショート小説を集めたアンソロジーです。ショートショートは短編よりもさらに短いお話で、数ページでまとめられた作品がほとんどです。ミステリ風の作品もあれば、心温まるお話や、最後の最後に意外な結末を迎えるものもあり、バリエーションを取りそろえた一冊です。
最後までお読みいただきありがとうございました!



