鬼が登場する小説3選



 

この記事のテーマは、です。

節分にちなみ、鬼が登場する小説3冊をまとめました。

※この記事は2023年に上げた記事をリライトしたものです。
 

 

 

一鬼夜行
 
 
あらすじ

百鬼夜行からはぐれ、地上に落とされてしまった鬼・小春は、落ちた先で出会った無愛想な男・喜蔵のもとに転がり込む。嫌々、厄介者を引き受けた喜蔵は、何かと妖怪がらみの騒動に巻き込まれることになり…。

 
人と心通わせるあやかしファンタジー
 

明治の日本、人の子のような愛らしい容姿をした鬼の小春と、妖怪と見まがうほどの強面を持つ喜蔵という"でこぼこ"コンビが、様々な妖怪沙汰に巻き込まれるファンタジー小説
人に悪戯する者。人を慕う者。多種多様な妖怪たちが登場し、ちょっと騒がしく、時に温かく主人公の2人を取り巻きます。

第6回ジャイブ小説大賞を受賞作。シリーズ化されており、12巻まで刊行されています。

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憧れの刑事部に配属されたら、上司が鬼に憑かれてました
 
あらすじ

とある事件をきっかけに刑事を目指す亜寿沙は、念願叶って京都警察本部の刑事部へ配属が決まった。期待に胸を膨らませるが、彼女が案内されたのは怪異を相手にするという、気だるげな上司・阿久津がいるだけの部署「特異捜査係」。しかも阿久津には「鬼」が憑いているという秘密があり…。

 

京都で起こる怪異。新米バディのオカルト事件簿

京都のオカルトスポットを舞台に、新米刑事と「鬼」に憑かれた上司が奔走するオカルトミステリ。
彼らが遭遇するのは、並の捜査では解決が難しい3つの怪事件。超常現象の類は信じない亜寿沙でしたが、2人に降りかかるのは紛うことなき怪異の数々。ゾクリとさせられますが、それら怪異には事件を解く鍵が…。

鬼が憑いたことで人とは違う体質を持つことになった阿久津の力を活かし、彼らは体当たりで謎に挑みます。作品は2024年1月時点で2巻まで発売中。

 

 

 


 

Cocoon 修羅の目覚め
 
あらすじ

吉原一の遊女と名高い美貌を持つ瑠璃花魁。その艶やかさで人々を虜にする彼女だが、人には言えない裏稼業を請け負っていた。ーーある晩、2人の男が妙な女を見かける。その女の正体は人々を川に引き摺り込むという"鬼"だった…。

 

美しき花魁が舞う、鬼斬りファンタジー

世離れした美しさで誰も彼もを惑わす花魁。しかし、彼女には決して知られてはいけない秘密がありました。それは、江戸の町に出没する鬼の討伐組織「黒雲」の頭領であるということ。 艶やかに描写される色っぽい花魁の一面、はたまた強く凜然とした鬼斬りの一面。強く美しい花魁には読者も魅了されるでしょう。

しかし、作品の中で鬼は、酷な死を遂げ怨みつらみを抱えた恐ろしくも哀しき存在として描かれます。それを討ち倒す瑠璃の心中も決して穏やかではなく…。 5巻完結のシリーズ作品。

 

 

 

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