鮮やかに駆ける!馬が登場する本3選

 

今回のテーマはです。

読みたい本リストになぜか馬の本がたくさんたまっていて、ちょっと消費しておこうかな…というアレです。

うま年まで待つのもアレでアレなのでね……

 

目次
❶『チャーリー、こっちだよ』キャレン・レヴィス/チャールズ・サントソ
馬のチャーリーとヤギのジャック、二頭の友情のお話。
❷『あかり野牧場』
 本城雅人
競走馬と関わる人たちのドラマ。
❸『踊る白馬の秘密』メアリー・スチュアート

一頭の白馬をめぐる、ちょっとハラハラのミステリー。

 

 


チャーリー、こっちだよ 
キャレン・レヴィス/チャールズ・サントソ


 

 

傷付いた動物や安全な家が暮らす"だれでもぼくじょう"。

新しく仲間になったウマのチャーリーは、片方の目しか見えません
遠くまで行くことも出来ないし、歩き回ったあげく、自分がどこにいるのか分からなくなることも。

誰かに近付かれるのが苦手なヤギのジャックは、そんなチャーリーを遠くから眺めるだけ。

それでもある日、ジャックは勇気を出してチャーリーに話しかけます。
「チャーリー、こっちだよ!」


この絵本に登場するチャーリーとジャックは、モデルになった二頭が実在するそうです。

こういう話、弱いんだ〜。
途中から涙が……。

感動しつつ、そもそも人間が動物を傷つけなければ……という思いもあります。
馬のチャーリーとヤギのジャック、二頭の友情のお話。

 

著者データ
キャレン・レヴィス: 絵本作家。自身のワークショップをとおして、子どもたちの感情や想像力を育むことに取り組んでいる。
チャールズ・サントソ: イラストレーター。作品に”Ida, Always”、ニューヨーク・タイムズのベストセラーリストにも入った”Wishtree”など。

 


あかり野牧場 
本城雅人


 

 

北海道にある、家族だけで経営する"あかり野牧場"。

この小さな無名の牧場から、大物牡馬キタノアカリが競走場デビューを果たします。

生産者の灯野、騎手の保志、調教師の西井。

競走馬と関わる人たちのドラマが描かれます。


競馬を知らない方には「???」となりそうな
お話ですが、裏事情を知らない私も、レースのシーンはハラハラしてしまいました。

馬を思う気持ちと、レースに勝ちたいという気持ちは、時には天秤にかけ、どちらか一つを選ばなければいけない。

これはフィクションですが、一頭一頭がたくさんの人の夢を背負っているのだなと、勝ち負けだけじゃない競馬の魅力に触れたように思います。

 

著者データ
本城雅人:記者としてプロ野球、競馬取材などに携わり、 『ノーバディノウズ』が松本清張賞候補作となったことで、デビュー。専業作家になる。同作品でサムライジャパン野球文学賞を受賞した。

 


踊る白馬の秘密 
メアリー・スチュアート


 

 

ひょんなことから、ストックホルムにいるはずの夫・ルイスが、オーストリアにいることを知ったヴァネッサ。

成り行きで預かることになった友人の息子・ティモシーとともにウィーンへ向かった彼女は、夫の行方を追ううちに、大きな謎に取り組むことになる…。


イングランド出身の作家メアリー・スチュアートの作品。
イギリスでは1965年に刊行されたという作品が、2020年、日本で翻訳版が出たようです。

夫を探すヴァネッサとティモシーは、ウィーンのとあるサーカスを訪れます。
このサーカス団が所有する馬が、二人を大きな謎に引き込んでいく…というあらすじ。

読み始めは「ちょっと固めの本かな」と思ったのですが、主人公の友人の息子ティモシーが登場してからは一気に面白くなりました。

ちょっとハラハラのミステリ小説です。 

 

著者データ
メアリー・スチュアート:1955年デビューのイギリスの作家。サスペンスや歴史ファンタジー、児童書などの作品を発表する。日本では『メアリと魔女の花』がアニメ映画化された。2014年死去。

 


まとめ


 

いかがでしたか?

最近、競馬を見始めたら結構面白くて、時々YouTubeで過去の動画を見たりしています。

ディープインパクトかっこいいんだ~。

 

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