感動を届ける!スポーツノンフィクション3選

 

本日10/9日はスポーツの日

ということで今回のテーマは 「スポーツノンフィクション」です。

 

 

ピンポンさん 
城島 充

 

 

孤高の天才が歩んだ、波乱万丈の卓球人生

選手として、あるいは指導者、連盟会長として戦後の卓球界をけん引した荻村伊智朗さんの生涯を、陰で彼を支え続けた元武蔵野卓球場主・上村久枝さんの視線と重ねながら綴ったノンフィクション。

天才中の天才になると誓い、自分を追い込み抜いた選手時代、荻村さんは世界選手権のタイトルを12個獲得。戦後を代表するスポーツ選手として国内外に名を轟かせました。

自分にも他人にも容赦しないストイックさに心が無いとやっかまれた反面、引退後は卓球界の繁栄と国際平和を結びつけ、人々のために世界各国を奔走した荻村さん。
卓球に人生を捧げた彼の強烈な人生を伝える偉人伝です。

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3年間ホケツだった僕がドイツでサッカー指導者になった話 
中野 吉之伴

 

 

悔しさをバネに、サッカーと生きる日々

この本を書いた中野吉之伴さんは、ドイツで子どもたちにサッカーを教えながら、サッカーライターをされています。しかし、ものすごい才能があったわけでも、選手として活躍したわけでもなく、それどころか、高校のサッカー部では三年間、ホケツ要員でした。

「下手だから試合に出られないのは仕方ない」
そんな考えが大きく変わったきっかけは、ドイツのサッカーとの出会い。
競争に負けて好きなことを諦めるなんてつまらない。
試合に出るからサッカーは楽しい。

そう思った中野さんは、「試合に全く関わらない選手を出さないサッカー」を目指し、単身ドイツに飛び立ちます。
そこで待っていたのは、たくさんの出会いと可能性の扉。好きなことを諦めなかった中野さんのサッカー物語です。

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運命のタックル 
荒川 慶

 

 

復活を夢見るふたりのラガーマンの闘い

2017年11月、大学ラグビーのリーグ戦の最中、京産大の選手が近大選手のタックルに倒れ、大怪我を負いました。病院での診断は頚椎損傷。胸から下が動かなくなるだろうと宣告されます。
一方、タックルをした近大の選手にも病魔が襲いかかります。縦隔の悪性腫瘍ーーがんでした。

奇しくも同時期に人生を狂わされることになったふたりのラガーマン。この本は、復活を夢見て絶望に立ち向かう彼らの闘いと、ふたりを支えるたくさんの人たちの物語です。穿った見方をすれば加害者、被害者とも言える2人が特別な絆を結べたのは、どちらも真剣ラグビーに向き合ってきたから。
たくさんの勇気と感動をくれる一冊です。

 

 

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