ひよっこinfo vol8.*10月の新刊情報

 

今回の記事は、今月発売する新刊のおしらせです!

 

10月発売!注目の新刊

 

10月に発売予定の新刊から、注目作をピックアップしてご紹介します。

 

喫茶おじさん
原田 ひ香

 10月12日頃発売  

 

古本食堂』『口福のレシピ』など、食べ物に縁の深い作品を多く発表し、人気を集めている原田さんですが、この度の新刊もグルメな一冊のようです。

主人公の松尾は57歳、バツイチの男性。会社を早期退職後、これといった趣味もなかった彼ですが、喫茶店に入ったことをきっかけに、「純喫茶巡り」を始めることにします。東銀座、新橋、学芸大学、アメ横、渋谷、池袋、京都。各地を巡ってコーヒーとおいしいものを楽しむ松尾。しかしその胸にはたくさんの苦い問題も抱えていて……。

グルメ×老後×働き方の喫茶店小説。

 

君が手にするはずだった黄金について
小川 哲

 10月18日頃発売  

 

地図と拳」で直木賞を受賞した小川哲さんの受賞後第一作。

才能に焦がれる作家が、自身を主人公に描く「承認欲求のなれの果て」。青山の占い師、80億円を動かすトレーダー、ロレックス・デイトナを巻く漫画家。怪しげな人物たちとの邂逅を描く連作短篇集ですが、一足先に読んだ方々からは「小川さん自身の実話なのでは?」という声も上がっているようです。

成功を夢に見て承認を渇望する人々。嘘を物語にする「作家」が描く虚実の作品。

特設サイト


歌われなかった海賊へ 
逢坂 冬馬

 10月18日頃発売  

 

アガサ・クリスティー賞、本屋大賞を受賞した同志少女よ、敵を撃てからおよそ2年。逢坂冬馬さん待望の第2作目がいよいよ刊行されます。
新作の舞台は1944年のドイツ。ナチス体制に抵抗しヒトラー・ユーゲントに戦いを挑む若者のグループ、エーデルヴァイス海賊団の少年少女の物語です。エーデルヴァイス海賊団はナチス体制下に実在したグループで、差別や分断が渦巻く世界での生き方を問う、歴史青春小説となっています。
 
幽玄F 
佐藤究

 10月20日頃発売 

 

こちらも2021年の直木賞受賞後第一作。佐藤究さんの新作長編小説です。

航空機に魅了された天才パイロット・易永透(やすなが とおる)が辿る数奇な運命。

三島由紀夫作品を引用するなど、三島由紀夫と通じる世界観をもとに、魅力あふれる登場人物たち、航空場面の緊迫感、息をのむ圧巻の展開と、読む手をとめさせない至高のエンターテイメント作品。

 

 


\ 10月のおすすめ本 /

『秋

EU離脱に揺れるイギリス。
眠りつづける101歳の老人。
かたわらで本を読む32歳の女性。
かつて隣人同士だった二人の人生は、
とある女性を介して再び交錯する……。
変転を経て続く人々の人生を描く、
奇想とユーモアに満ちた作品。

 

最後までお読みいただきありがとうございました!

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