人命救助の最前線。闘う医師たちを描く医療本3選

 

 

人命と緊密に関わる医療の現場では様々なドラマがあるもの。

今回は医療をテーマにした3冊の本をご紹介します!

 

目次
闘う女性医師を描く連作短編小説
❶『ブラックウェルに憧れて』南  杏子
命に向き合う医療ドラマ
❷『泣くな研修医』
 中山祐次郎
命の閉じ方を問うノンフィクション
❸『エンド・オブ・ライフ』佐々 涼子

 


ブラックウェルに憧れて 南 杏子


 

 

*あらすじ
男性が中心となる医療の世界で、働きにくさを感じながらも闘う、5人の女性医師を描いた連作短編集。

 

未だに男性主軸の考えが蔓延する医療現場で働く、5人の女性医師の姿を描いた作品。

著者の南杏子さんは現役の医師ということで、医療現場のありのままがリアルな筆致で綴られています。

タイトルにもあるブラックウェルさんは、世界で始めて医師と認められた女性なのだそうです。本作にはブラックウェルさんが女性医師を鼓舞する言葉が度々登場します。

また、2018年に明らかにされた医学部不正入試問題が作品の基盤にあり、医療界に新たな風を吹き込む一冊です。

 

著者データ
南 杏子:出版社での勤務を経て医学部に学士編入。卒業後は都内の病院などで勤務する現役医師。代表的に「いのちの停車場」「サイレント・ブレス 看取りのカルテ 」など。

 


泣くな研修医 中山 祐次郎


 

 

*あらすじ
都内の病院で研修医として働く隆治。人の命を預かる場で初めてのことばかり。右往左往する日々だが…。

 

研修医として働く青年を主人公に、その仕事ぶりを描いた中山祐次郎さんの作品。
昨年ドラマ化もされたベストセラー小説です。

中山さんも現役のお医者さまということで、描写がリアルです。どのくらいリアルかって、「痛い!痛い!やめて〜!」という感じです。手術の場面はちょっと読み飛ばしました。すみません。

慌ただしく過ぎる研修医としての日々、その中で向き合う人の生死。

頼もしいお医者さんたちが、どのくらいの苦労や悲しみを乗り越えてきたのか。

他人の身体にメスを入れたり採血したり、医師になるには相当の勇気と覚悟が必要なのだということに気付かされました。

「泣くな研修医」は続編も出ていて、今年の4月にシリーズ4作目が出版されています。


1巻の本作ではベテラン医師の考えに反発も覚える新米研修医。経験を積むうちに先輩たちの意思を受け継ぐのか、それとも自分なりの新境地を開いていくのか。
この先の成長が楽しみです。

 

著者データ
中山祐次郎:鹿児島大学医学部医学科卒。現在は神奈川県の総合病院に勤務。他の著書に「それでも君は医者になるのか」「医者の本音」など。

 


エンド・オブ・ライフ 佐々 涼子


 

 

2020年ノンフィクション本大賞受賞作。

在宅での終末医療にスポットを当て、その実態と医師と患者、患者の家族それぞれの思いに迫った作品です。


知識もないのに、家で看護ができるだろうか?
もしものことがあったらどうしよう?

そんな不安も多い在宅医療を選択した人たちは、どのように家族と向き合い、時間を過ごすのか。
様々な家族の体験をもって、自分の人生の選び方を問いかけてきます。

家族だったら、
自分だったら、
どんな終わりを迎えたいか。

「先に逝く人は残された人たちに贈りものを残していく」ということが、本作の中で何度か語られます。
それなら、この本そのものも、著者の佐々さんを介して届いた贈りものなのかな、と思いました。

 

著者データ
佐々涼子ノンフィクション作家。「エンジェルフライト」で開高健ノンフィクション賞、「紙つなげ! 彼らが本の紙を造っている」で新風賞特別賞、本作「エンド・オブ・ライフ」で本屋大賞ノンフィクション本大賞など受賞歴多数。

 


まとめ


 

いかがでしたか?

私も年を取るにつれ病院に行く回数が増えましてね・・・。

先生方、いつもお世話になっております。

もっと体調に気を付けて、年1回、健康診断でお会いするくらいが良いですね。

 

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