懐かしの名作!少年少女が主人公の小説3選

 
今回のテーマは「少年少女小説です。
少年少女が活躍する古き良き名作3冊をご紹介します!

 

目次

 

 


十五少年漂流記 
ジュール・ヴェルヌ


 

 

休暇中、6週間の船旅に出かけることになった15人の少年たち。
しかし、思わぬトラブルで、船は子どもたちだけを乗せて海へ…。

荒れ狂う波を超え、彼らがたどり着いたのは人気のない陸地。

ここは一体どこ?
少年たちはどうなってしまうの…?


二年間の休暇』というタイトルでも知られる小説。『ロビンソンクルーソー』と並び、名作と称される冒険譚です。

「子どもたちだけで無人島で生き抜く」という絶体絶命の状況。
食料は?寝床は?

しかし、ロビンソンクルーソーと比べると、ずっと幼い子どもたちですが、励ましあったり力を貸してくれる仲間がいることが最大の利点。

少年たちは力を合わせ、知恵や勇気で暮らしを整えていきます。

ハラハラドキドキ、そしてちょっとワクワクの冒険小説。

 

著者データ
ジュール・ヴェルヌ1828年、フランス生まれ。SF作品を中心に多くの著作を発表。他の作品に『八十日間世界一周』『海底二万里』『月世界旅行』など。

 


秘密の花園 
フランシス・ホジソン・バーネット


 

 

流行病によって両親や乳母を亡くしたメアリ。

おじの家に引き取られますが、偏屈なメアリはなかなか新しい生活に馴染むことができません。

しかしある時、彼女は家の誰も知らない、隠された庭園を見つけます。

自分だけの"秘密の花園"。

メアリは大人たちの目を盗み、庭園の手入れをすることにします…


1911年に刊行されたフランシス・ホジソン・バーネットによる作品。
バーネットは『小公子』や『小公女』の作者としても知られる作家です。

自分だけの秘密の庭。
あなたならどんな草花で彩るでしょうか?

子供の頃は秘密基地に憧れたものですが、メアリが庭園に抱く気持ちも、同じようものかもしれません。

さらに、メアリには心強い仲間ができ、庭園はよりいっそう特別な場所になっていきます。

子どもたちの成長と美しい自然をいきいきと描いた名作です。

 

著者データ
フランシス・ホジソン・バーネット:1880年代から1910年代に活躍した児童書作家。イギリスに生まれ、のちにアメリカに移住した。次男をモデルにした『小公子』、優雅な生活から一転、無一文の下働きとなった少女を描いた『小公女』で多大な人気を得る。

 


飛ぶ教室 
エーリヒ・ケストナー


 

 
 

クリスマスシーズンということで、最後はこちらの本です。

主人公はギムナジウムの寄宿舎で生活を共にする少年たち。

優等生のマルティン
腕っぷしの強いマティアス。
自分の臆病さに辟易しているウーリ。
大の読書家ゼバスティアン。
文章を書くのが得意なジョニー。

クリスマスまでの数日間、彼らは様々な出来事に遭遇します。
そして勇気をふるい、仲間を救い、自分の弱さと闘うという経験も

少年たちの持ち前の腕白さと愛情で進むストーリーにぐいぐい惹きつけられます。

禁煙さん、正義さん、クロイツカ先生など、少年たちに影響を与える大人たちも魅力的。

ケストナーによる"まえがき""あとがき"もこの作品に欠かせないスパイスなので、どうか飛ばさずに読んでくださいね! 

 

著者データ
エーリヒ・ケストナー:ドイツの詩人・小説家。ナチスによって、本作『飛ぶ教室』を最後にドイツ国内での出版禁止、著作の焼却処分を受ける。『わたしが子どもだったころ』で国際アンデルセン賞受賞。代表作に『エミールと探偵たち』など。

 


まとめ


 

いかがでしたか?
ブログでは出来るだけ新しい本を紹介したいので、最近はなかなか読む機会がないのですが、こういう古くからの名作もたくさん読みたいな。
 

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