6・7月発売!新刊おすすめ3選

 

怒涛の課題図書の記事で流しかけていましたが、この記事では、6・7月に発売された新刊(新刊?)の中から3冊の本を紹介していきます。

 

 

赤いボタン 
岡本 央

 

 

長崎の被爆者と赤いボタンの物語。

『赤いボタン』は、長崎市に住む竹下芙美さんのお話をもとに、長崎の原爆被害を伝える写真絵本です。本の中では、竹下さんが爆心地公園で拾い集めた遺品の数々が紹介されています。
ボタン、生活用品、炭になった着物、溶けてひと固まりになった鉄くず…。竹下さんは「この先原爆の恐ろしさを伝えるのは遺構や遺品だ」と考え、遺品を小学校に寄贈しているそうです。
もう二度と戦争をしてはいけない、そんな願いの込められた絵本です。

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無限の月 
須藤 古都離

 

あらすじ

久しぶりに会った夫は、何もかもが変わってしまっていた。まるで赤の他人のように。「あなたは誰なの?」その人は、自分の身に起きた奇妙な出来事を語りだす…。

 

予想を裏切る角度ノンストップエンターテインメント

話の幕開けは中国のとある町で起きたハッキング事件。夜中、町中の家電が誤作動を起こし、パソコンには「助けて」というメッセージが。一体誰が?何のために?というところで、舞台は日本に移ります。
夫の不倫で別居中の夫婦。三ヶ月ぶりに夫に会った妻は、彼の別人のような変貌ぶりに愕然とします。そんな妻に夫は、ある中国人女性の人生の追体験を話し始めるのです。

ページを繰るごとに作品の様相は変わり、謎に包まれた開幕から、SF、恋愛、サスペンスにまで展開していくこが、忙しなくも面白い。そして転がり回った話がたどり着くのは、全てが序章だったという事実。
予測不可能のエンターテインメント小説です。

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ゴーストの歴史 
アダム・オールサッチ・ボードマン

 

 

「恐ろしい」魅力が詰まったゴースト入門書

幽霊の歴史をたどるヒストリーブック。
作者のアダム・オールサッチ・ボードマンさんは、イギリスを拠点に活動するイラストレーター&ライターで、ポップで可愛らしいイラストを眺めながら世界のゴースト史を学ぶことができます。

ゴーストにまつわる文化や出来事、用語の解説という入門書としての役割を持ちつつ、心霊調査用の道具や幽霊が取り憑いたという数々のアイテムを紹介するなど、ホラー好きの期待にもこたえる内容。楽しく読めるゴーストの案内書です。

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