時空を超えるタイムトラベル小説 おすすめ3選

 



「過去に戻ってやり直したい」

と思ったことはありますか?

「タイムマシンに乗って未来を覗けたら」

と夢見る人もいるかもしれません。

 

今回のテーマは「タイムトラベル」
時を超える3冊の本をご紹介します!
 
 

 

 

ループ・ループ・ループ 
桐山 徹也

 

 

あらすじ

11月24日が何度も繰り返される。「このループを起こしているのは、多分俺じゃないーー」郁郎はループを起こす"誰か"を突き止めようと動き出すのだが…?

 
巻き込まれループ・ミステリー
 
この本の主人公・郁郎が体験するのは、同じ日、同じ時間を繰り返してしまうイムループ。

何気なく一日を過ごしていたつもりが、どうもおかしい。
昨日と同じ光景が繰り返されているようだ…。

原因を突き止めようとする郁郎ですが、なんと彼と同じくループに巻き込まれた生徒が次々に現れるのです。そして、大小様々な事件が発生する怒涛の展開。

疾走感のある新感覚のタイムループ小説です。
 
著者データ桐山 徹也:『このミステリーがすごい!』大賞・隠し玉として『愚者のスプーンは曲がる』にて作家デビュー。

 

 

世界を超えて私はあなたに会いに行く 
イ・コンニム

 

 

あらすじ

ウニュが未来の自分に宛てて書いた手紙は、何故か過去の世界に住む少女に届いてしまった。ありえない奇跡で繋がった少女は、母親を知らないウニュに「お母さんを探してあげる」と提案し…。

 

家族の絆を取り戻すタイムリープ小説
 

韓国で10万部売り上げたという小説。ドラマ&映画化も決まっているそうです。(2021年時点)

このお話で時間を超えるのは、人ではなく手紙。
2016年を生きる15歳のウニュの手紙が、1982年を生きる同じ名前の女の子に届いたところから、2人の文通が始まります。

「からかわれているのではないか」と信じられない気持ちでいっぱいだった2人が、少しずつ自分の心を打ち明けるようになり、ついには相手のために行動を起こすまでに。

そして最後に明かされるウニュのお母さんの秘密と2人の関係に、私は驚きよりホッとするところが大きかったです。

心温まるタイムリープ小説。

 
著者データイ・コンニム:韓国の作家。ソウル新聞新春文芸に『メドゥーサの末裔』 が掲載され、作家デビュー。 本作『世界を超えて私はあなたに会いに行く』で、文学トンネ青少年文学賞大賞を受賞した。

 

 

冒険考古学 失われた世界への時間旅行  
堤 隆

 

 

あらすじ

奇妙なサイト"石器時代への招待"にアクセスした隼人。そして、ふと気が付くと4万年前の世界にタイムスリップしていた…。

 

考古学を交えたタイムスリップ小説
 
大昔の文化に興味を持った中学生の男の子が、4万年前、1万年前、5000年前、3000年前へとタイムスリップし、原始生活を体験する、というストーリー。

この本の作者である堤さんは、遺跡の発掘など過去の手がかりから昔の人々の暮らしを研究する考古学研究者。「10代にむけた考古学の物語を書きたい」という思いで、この本を書かれたそうです。

小説として読むには物足りなさがありますが、きちんとした研究や経験がもとになっている原始時代の暮らしや、現代で主人公が挑戦する遺跡発掘調査のシーンは、考古学研究の面白さが十分に伝わってきます。

この本を読んで考古学に興味を持つ子が現れると良いな。
 
著者データ堤 隆: 明治大学黒耀石研究センター客員研究員、八ヶ岳旧石器研究グループ代表。 藤森栄一賞、岩宿文化賞、日本旧石器学会賞受賞。 著書に『氷河期を生き抜いた狩人 矢出川遺跡』、『列島の考古学 旧石器時代』、『遠き狩人たちの八ヶ岳』など。
 

まとめ

 
いかがでしたか?
私は「過去に戻ってやり直したい」と60億回くらい思っていますが、現実は甘くないですね。いつかタイムマシンが開発されることを願っています。

 

 

こちらもオススメ!

新装版 七回死んだ男 (講談社文庫)  流星ワゴン (講談社文庫)  僕だけがいない街(1) (角川コミックス・エース)

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました!

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