9・10月発売!新刊おすすめ3選

 

 

この記事では、9・10月に発売された新刊の中から3冊の本を紹介していきます。

 

 

元気?世界の子どもたちへ 
長倉 洋海

 

 

世界の子どもたちに会いに行く!元気があふれる写真集
 

紛争地を中心に世界の人々の写真を撮ってきた写真家の長倉洋海ん。この本は、長倉さんが40年にわたる取材の中で出会った子どもたちの写真に、子どもたちの暮らしや国についての文章を添えた、子ども向け写真集です。

雄大な自然とともに生きる子も、市場で働く子も、青空学校で勉強に励む子も、みんな弾けるような笑顔。世界の子どもたちに元気をもらえる本です。

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著者データ長倉洋海 :写真家。世界の紛争地を精力的に取材し、 土門拳賞、日本写真協会年度賞、講談社出版文化賞などを受賞。著書に、『ヘスースとフランシスコ エルサルバドル内戦を生きぬいて』、『私のフォト・ジャーナリズム』ほか。

 

 

私書箱110号の郵便物 
イ・ドウ

 

 

あらすじ

ジンソルが構成作家をつとめるラジオ番組の制作チームに、ディレクターのゴンが加わった。時に少年のような彼にジンソルは惹かれていくが、ゴンにはかつて深く愛した女性がいて…。

 
不器用で繊細な大人のラブストーリー
 

2004年に韓国で出版され、34万部を売り上げた小説の翻訳版です。ソウルの街を舞台に、心の隅に追いやってしまった愛をもう一度始めようとする、30代男女の恋愛のお話。
自分や相手の感情に振り回されて、「もう傷つきたくない」と蓋をする。そんなままならない恋のゆくえにやきもきしつつ、韓国ドラマのような(見たことないけど)ロマンチックなシーンの連続に目が離せない純愛ストーリーです。 

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著者データイ・ドウ:韓国の小説家。放送作家、コピーライターを経て、2004年に『私書箱110号の郵便物』でデビュー。他の著書に『寝間着を着なさい』『天気が良ければ訪ねて行きます』など。独立系出版社を設立し、2022年から自著の再刊行をスタートした。

 

 

トゥモロー・アンド・トゥモロー・アンド・トゥモロー  
ガブリエル・ゼヴィン

 

 

あらすじ

幼い頃、一緒にゲームをプレイしたことで仲を深めたサムとセイディ。大学生になって再会した2人は、ゲームの開発に乗り出す。しかし、成功と失意を繰り返すたび、2人の間には大きな溝ができ…。

 
ゲームクリエイターたちの長き友情の物語
 

ゲームクリエイターの男女を主人公に、彼らの友情を重厚に描いた長編小説。英語圏では100万部を突破したベストセラーだそうです。

唯一無二の親友でありながら順風満帆とはいかず、1人の人間として、あるいはゲームクリエイターとしてぶつかり合い、愛情、喪失、葛藤を経験していくサムとセイディの30年に及ぶ歩みを詰め込んだ作品です。

ちなみに、主人公たちが最初に遊んだ思い出のゲームは『スーパーマリオブラザーズ』、2人が初製作するゲームは北斎の絵に着想を得る、など、折々で日本がフィーチャーされます。日本の読者としては嬉しさも感じる作品。

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著者データガブリエル・ゼヴィン:『天国からはじまる物語』で作家デビュー。 2014年に刊行した『書店主フィクリーのものがたり』は40以上の言語に翻訳され、日本語版は2016年本屋大賞翻訳小説部門第1位となった。

 

 

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