最近、海外の少年少女文学を飢えたように読んでます。
もう少女なんていう歳ではないんですが、不思議な魅力に憑りつかれて…笑
海外の少年少女を描いたお話って、日本の小説ではあまり出会えない繊細さとか爽やかさがあるように感じます。
個人的にはちょっと古風な作品がお気に入り。何でも手作りしちゃうような。登場する料理もすごいおいしそうなんですよね。笑
今回は、”少女小説”をテーマにご紹介していきます。
読んだことはなくても題名だけなら見た・聞いたことがあるかもしれない3冊を選んでみました!
孤児院で暮らすジェルーシャのもとに、見ず知らずの紳士から学費援助の申し出が舞い込む。
示されたのは風変わりな条件。
「お金を受け取ったしるしに、手紙を書いて送ること」
待ちに待った大学生活。
ジェルーシャは見知らぬ紳士にせっせと手紙を書き綴る…。
主人公のジェルーシャは、芯のまっすぐな女の子。
学校のことや将来のこと、ふと考えたことを手紙にします。
だから場面によって恋愛の話だったり、社会に切り込んだ話だったりして、これをひと言で表すならぴったりくるのは「青春」かも?
圧倒的青春小説としてここではおすすめします!
余談ですが、この「あしながおじさん」、私は読むまでずっとファンタジーだと思ってました。
足の長いおじさんが、魔法で主人公を幸せにしてくれるんだろうなって…。
こういう思い違い、結構多いんですよね。笑
孤児院から男の子を引き取ったマリラとマシュウの兄妹。
しかし手違いが起こり、彼らの元にやってきたのは、明るく夢見がちな赤毛の少女アンだったーー。
お転婆なアンは、楽しいことだけでなく、ささやかな問題も引き連れてきてしまうのです。それにやきもきするマリラとマシュウですが、アンのことはどうしても憎めない。
やがて3人の間には愛情や絆が生まれるのですが…。
この新潮文庫のシリーズは、全11巻にまで及びます。
読めば読むほどアンの虜になり、その成長と人生を見守らずにはいられない、少女小説、永遠の名作です!
美しい長女メグ。
わんぱくな次女ジョー。
心優しい三女ベス。
頑固な末っ子エイミー。
4人それぞれに個性があって、好きなことも考え方も違う。
だから甘えすぎたり、喧嘩や相手を否定することもある。
でも何度も失敗しながらお互いに尊重し合える関係になってくる…。
成長というベースは『赤毛のアン』と同じですが、姉妹という身近な存在と影響しあうという部分がミソ。
「若草」というタイトルも日本的ですが良いですよね。
平凡ながら幸せに暮らす4姉妹の、日々と成長を見守る繊細で優しい物語です。
まとめ
いかがでしたか?
今まさに少年少女時代を送っている方も、もうそんなん何十年も昔の話よ~という私のような方も、見かけたらぜひ手に取ってみてください!
みなさんのおすすめの本やお気に入りの本も、ぜひ教えて下さいね!
紹介したい本が集まったらまた第二弾、第三弾とあげたいなあと思います。
それでは~。
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