ひよっこinfo vol5.*7月の新刊情報

 

今回は今月発売する新刊のおしらせです!

 

 

7月発売!注目の新刊

 

7月に発売予定の新刊から、注目作をピックアップしてご紹介します。

 

いい子のあくび 
高瀬 隼子

 7月5日頃発売  

 

2022年、『おいしいごはんが食べられますように』芥川賞を受賞された高瀬隼子さん。受賞後初の新刊が7月に発売されます。
「割りに合わなさ」を訴える女性を描いた表題作「いい子のあくび」のほか2作を詰め込んだ短編集。3作ともに、女性の息苦しさや小さなむかつきに焦点を当てた作品とのこと。

 

梅雨物語 
貴志 祐介

 7月14日頃発売  

 

おぞましいストーリーで読者を震え上がらせた『黒い家』『悪の教典』などを手掛け、ホラー作品に定評のある貴志祐介さんの最新作は、圧巻のホラーミステリ。3つの中編を収録しています。
昨年発売された『秋雨物語』に続き、「雨」の入ったタイトルですが、これは江戸時代に書かれた怪異小説『雨月物語』『春雨物語』を意識して付けられたそうですよ。

 

心臓の王国 
竹宮 ゆゆこ

 7月20日頃発売 

 

NetGalleyに掲載され、発売前から話題沸騰の作品。

主人公は十七歳の鋼太郎と、「せいしゅん」を謳歌したいアストラル神威。鋼太郎は神威に巻き込まれながら高校生活を送るが、そのうちに神威が抱える「恐ろしい秘密」を知り……というあらすじ。ア、アストラル…神威…。

17歳の少年たちの友情がテーマのようですが、読まれた方のレビューからは、笑って泣ける熱い作品ということが伝わってきました。

 

私たちの世代は 
瀬尾 まいこ

 7月24日頃発売 

 

2019年の本屋大賞を受賞した『そして、バトンは渡された』をはじめ、ハートフルな物語で多くの支持を集めている瀬尾まいこさん。

新刊の具体的なあらすじを見つけられなかったのですが、新刊紹介の「明日が怖いものではなく楽しみになったのは、あの日から」という文と、瀬尾さんが寄せられたメッセージに「何かと制限され思いどおりに過ごせない毎日を(略)誰しもが困難を抱えながら進んできた」とあることから、コロナ禍のお話ではないかと推測します。

瀬尾さんのメッセージには「ほんの少しでも明るいものを差し出せる物語になれれば」という言葉もあり、瀬尾さんらしい温かなお話なのではないでしょうか。

 

可燃物 
米澤 穂信

 7月25日頃発売  

 

米澤穂信さんが、新たなシリーズ作品を始動。群馬県警を舞台にした、米澤さん初の警察小説を刊行します。
主人公は、卓越した捜査能力を持ちながら、上司にも部下にも疎まれる葛警部。『可燃物』では、葛警部が5つの事件に挑みます。
そして、新刊の発売を記念したイベントが開催される模様です!ネタバレありのトークイベントで、終了後にはサイン会も開催されるとのこと。
詳しくはこちら ↓

 

NEWS

 

【6/16】第169回直木賞芥川賞候補作決定

第169回直木賞芥川賞の候補作が、先月の16日に決定しました。選ばれたのは、以下の10作品。(リンクはamazon商品ページに移動します)

直木賞候補作

冲方丁      骨灰

垣根涼介  極楽征夷大将軍

高野和明  踏切の幽霊

月村了衛  香港警察東京分室

永井紗耶子   木挽町のあだ討ち

 

芥川賞候補作

石田夏穂    我が手の太陽

市川沙央       ハンチバック

児玉雨子       ##NAME##

千葉雅也      エレクトリック

乗代雄介      それは誠

 

受賞作の発表は7月19日です。お楽しみに!

 


\ 7月のおすすめ本 /

海近旅館

さびれた旅館を救うのは、
名作料理!?
おいしくて元気が出る、
海近旅館の
ハートフルストーリー。

 

最後までお読みいただきありがとうございました!

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