もう戻らないあの時。ノスタルジーに浸る写真集3選

 

この記事で紹介するのは写真集です。
テーマは「もう戻らないあの時」

ちょっぴり切ない、ノスタルジーに浸る作品を3冊、

今回はパッションで紹介していこうと思います!

 

 

さよならは青色 
岩倉 しおり

 

 

まずは、こちら。

四季折々の景色と、制服姿の女の子たちの眩い瞬間を収めた写真です。

満開の桜の下を歩く通学路、友だちといる時間、1人ぼんやりと見下ろす景色。

あー自分にもこんな日々があったんだなあ、と懐かしくなり、
でも、もう2度と戻ってこないんだなあ、と切なくなる。

卒業式にもらったらもう…泣きそう。

こう、知らないはずなのに「あ、知ってる」という作品なんですよ
それでもって、"鮮やか"でなく"まぶしい"。

岩倉しおりさんはSNSでも写真を公開されていて、どこかレトロで切ない、美しい作品に、たくさんの人が魅了されています。

 

著者データ
岩倉 しおり:香川県在住の写真家。SNSで作品を発表するほか、CDジャケットや書籍のカバー撮影、写真展の開催など幅広く活躍。本書は初の写真集である。

 

うつくしい日々 
蜷川 実花

 

 

こちらの本は、フォトグラファー・フィルムディレクターとして活躍する、蜷川実花さんの作品。

蜷川さんといえば、艶やかな色彩で表現された作品が注目されますが、それらを「動」とするなら、この写真集は「静」。

蜷川さんが、お父様が亡くなるまでの1年半をたどりながら魅せる美しい日々の写真集です。

蜷川さんのお父様は、演出家の蜷川幸雄さん。
2016年にご逝去されました。

淡く静かに、それでいて眩いばかりの光を放つ世界。
最期へと歩みを進める家族への、祈りや感謝、優しさを収めた、美しい写真集です。

 

著者データ
蜷川実花:写真家 ・映画監督。木村伊兵衛写真賞を受賞。監督作品に『さくらん』『ヘルタースケルター』『Diner ダイナー』など。

 

as it is 
川内倫子

 

 

最後はこちらの作品。
写真家の川内倫子さんが、娘さんの成長を納めた愛らしい写真集。

産まれて間もない赤ちゃん。
お父さんの腕に抱かれていた小さなその子は、やがて自分の足で立ち、光の中を駆けていく…。

"小さなひと"とともに移ろう、約3年間の日々が収録されています。
写真に添えられた文章もまた素敵。

タイトルになっている"as it is"には「そのまま」や「現状は」という意味があるそうです。
"そのままのあなたでいてね"

それとも成長の記録として、

"この時のあなたはこんな風でしたよ"
という意味があったりするのかなあと想像しました。

愛と喜びに溢れた写真集です。

 

著者データ
川内倫子:写真家。『うたたね』『花火』が木村伊兵衛写真賞を受賞。2009年にはICP主催のインフィニティ賞芸術部門受賞、2013年に芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞している。

 

まとめ

 

いかがでしたか?

写真集は心にダイレクトに響いてくる感動が魅力だと思います。

私も久しぶりにカメラを出して写真を撮りにいこうかな。

 

最後までお読みいただきありがとうございました!

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