図書館の神様
瀬尾まいこ
とある出来事をきっかけに、バレーボール一筋だった道を外れ、いい加減に生きてきた清。 赴任した高校で全く興味のない文芸部の顧問を務めることになり、不満は募るばかり、だったけど…。
大きなドラマは起きないけれど、思いがけないことばかりの垣内く
良い加減な清としっかり者の垣内くんの、立場が逆転したようなや
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教室に並んだ背表紙
相沢 沙呼
図書室を舞台に、中学生たちの不安やままならない日々を描く連作短編集。
他人と関わるのが苦手なあおい、未来に不安を抱く凛奈、寂しさを
苦しさに胸が潰れそうになった時、彼女たちがたどり着くのは学校
図書室の神様たち
櫻 いいよ
放課後の図書室で、爽風は不思議な雰囲気を持つ男子生徒・笹木誠と出会う。決して他人を責めず心優しい彼は、時折「神様になりたい」と呟くのだが…。
この話の中で、主人公の爽風が繰り返しぶつかるのは「自分が手を差し出すべきか否か」という壁です。クラスで浮いてしまった友人、喧嘩が絶えない両親。他人の関係がこじれる中に自分が身を投じて、何ができるのか?
そんな爽風の前に、突如として現れた誠は、見ないふりを決め込む爽風とは逆に、何度拒まれても他人と分かり合おうとする人。 彼の無謀さに爽風は否定的ですが、誠にまつわるとある事実を知り、心境は一変します。
少年少女の純愛ストーリーでありながら、迷いながら生きる全ての人向けた愛のストーリーでもあり、爽風と誠の絆にたくさんの勇気をもらえる作品です。
お探し物は図書室まで
青山 美智子
図書室に立ち寄る悩める人々。彼らに司書の小町さんが手渡すのは、ちょっと意外な本と可愛い付録。それは受け取った人たちの背中を優しく押してくれる……。
図書室のはこぶね
名取 佐和子
10年前に貸し出しされたままになっていた『飛ぶ教室』を図書室で偶然見つけた百瀬。さらに、本の中には謎のメモが。この本は一体誰のものなのか。そしてメモが示すものとは?
2校内が体育祭の準備に色めき立つ中、友人の代わりに図書当番を任された百瀬は、図書委員の朔太郎を相棒に、とある本の謎に挑みます。 謎解きの面白さに加えて心に響くものがあり、読後には「読んで良かったな」という青春小説らしい爽やかさが残る作品。『飛ぶ教室』を先に読んでいると、さらに楽しめるかもしれません。
最後までお読みいただきありがとうございました!