夏休みもそろそろ終盤でしょうか?
去年に続き、「充実した」とはいかなかったかもしれませんが、残りの期間じっくり英気を養ってくださいね。
今回紹介するのは、今年、高校生の課題図書になっている3冊です。
課題図書の一覧はこちらで確認できます。
科学者になりたい君へ
中学・高校生向けのシリーズ「14歳の世渡り術」の中の一冊。
「14歳の世渡り術」は文章術だったり生活の知恵だったり、色々な分野を取り上げており、著者もその分野の第一人者ばかり。
きっと気になる本が見つかるので(なんてったって、90冊近く出ている)興味のある方、ぜひチェックしてみてください。
さて、本書の著者は、宇宙物理学者の佐藤勝彦さん。
ご自身の歩んできた研究者としての道のりをベースに、
科学者になるためにはどうすればいいか、
科学者が日々どんなことをしているのか、
さらに、今の科学者たちをとりまくシステムや問題点についても解説しています。
「科学者になりたい」とタイトルにありますが、佐藤さんは本の中で「科学に興味のない人」にも、そして「将来科学者になる、ならないに関係なく」、メッセージを送っています。
これから日本に、さらには世界に、新しい風を運ぶ。
夢に溢れた科学への扉、開いてみませんか?
兄の名は、ジェシカ
こちらはつい最近、ほかの記事で紹介していました。
chiko-yama.hatenablog.com
トランスジェンダーを打ち明けた兄、それを受け止めきれない弟と両親の葛藤を描いた物語。
自分が自分らしく生きようとするように、周りの人たちも自分らしく生きようとしている。
大切な人が自分の道を行こうとするとき、私にできることはなんだろう?
水を縫う
既成概念に縛られてきた家族の物語。
清澄、姉、母、祖母…と順番に心内が語られていきます。
女だから。
親だから。
若くないから。
日々生活していると「○○だから」という考えがまだまだ根底にあるのを感じますし、私自身にも、縛られたり、反対に誰かを縛っていることがあるのだと思います。
高校生の課題図書に選ばれたのは、これからの時代を作っていく世代に読んでほしい、という狙いからなのかもしれませんね。
まとめ
いかがだったでしょうか。
残念ながら、小学生の部は夏休み中には紹介できそうにありません。笑
しかし、ブログで数行書くだけでもヒイヒイ言っている私からすると、読書感想文とは罪な存在ですなあ・・・。
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【図書館の魔女】4巻 #読了
— ちこやま (@chiko_yama398) 2021年8月13日
ボリュームのある話ですが、残りのページが少なくなってくるにつれて名残惜しさが…。
最終巻らしく多くの別れが描かれたものの、未来に繋がる旅立ちは応援したいですね。
“言葉”がひとつのテーマだったのかな?誰かの背中を押す言葉を残せたら。https://t.co/OPJgTNghzI
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