夏真っ盛り。
今回は夏が舞台の青春小説をご紹介します。
14歳の水平線
*あらすじ
14歳の加奈太は父のふるさとである「神様の島」でミステリーツアーに参加する。 特別な夏休み、彼が見つけたものはーー。
離島で過ごす夏休み。良いですねえ。
沖縄行ってみたい。
ほかの参加者の少年たちと、ぶつかり合い、本音で語り合う。
そんな経験は、加奈太に何を与えてくれるのでしょうか。
まっすぐな14歳、さわやかな青春小説です。
向日葵を手折る
*あらすじ
父の死をきっかけに、山形の桜沢村に越してきたみのり。その小さな集落に住む子どもたちの間では、子どもを殺す怪物の噂がまことしやかに囁かれ……
夏の風物詩、向日葵がモチーフの作品。
しかしこのお話、事件やキーパーソンになりそうな人物はいくつも描かれていくのに、半分近く読んでも話の全容が見えて来ないのです。
ホラーかな?ミステリーかも?
まさかファンタジー?
それでも次々ページをめくってしまうのは、作者の力量でしょうね。
全体に漂う妖しい雰囲気と、多感な時期、懸命にもがき成長する子どもたち。
でも帰するところは、色々な形の愛の話だったのかな。
子供はわかってあげない
*あらすじ
同じ趣味を持っていることを知り、打ち解けた朔田と門司。ある日、朔田は門司の家で実の父親に繋がる手掛かりを見つける…。
こちらは漫画本。上下巻で完結です。
かいつまむとギスギスしそうなあらすじなのに、おっとり柔らかく進んでいく。
ハラハラする大冒険も良いけれど、こういう夏休みも…良いなあ…。青春だなあ…。
誰かと繋がった糸は優しさのせいで絡まることもある。けれど、時間をかけても良い。誰かに手伝ってもらっても良い。
丁寧にほどいていこう。
まとめ
いかがでしたか?
夏に紹介しようと昨年から夏の本をストックしていたら、とんでもない量になっていました。
悩みに悩んで選び抜いた私の3冊の精鋭、どうぞよろしくお願いいたします!(?)
最後までお読みいただきありがとうございました!