【2022年版】課題図書を読んでみた*中・高校生の部 編

 

 

前回、前々回と、小学生の課題図書を紹介しました。

今回は、中・高校生の課題図書6冊を紹介します!

 

↓ 今年の課題図書は公式サイトで紹介しています!↓

dokusyokansoubun.jp

 

 

目次

 

中学校の部

 


セカイを科学せよ! 
安田夏菜


 

日本人の父とロシア人の母を持つ"こじらせ系ハーフ“のミハイル

目立つ容姿を出来るだけ目立たせぬよう、平和に無難に生きてきた彼のクラスに、日本とアメリカのルーツを持つ葉奈が転入してきます。

黒みがかった肌、体格が良く、ちりちりのカーリーヘア。

これだけでクラスメイトたちを圧倒する女の子ですが、葉奈にはさらに困った趣味が……。

2つの国にルーツを持つミハイルは、自分は何者なのかと考える日々。

しかし葉奈の趣味に付き合ううち、自分も周囲も、少しずつ"セカイ"の見方が変わっていくのです。


素晴らしい小説だと思いますが、苦手な方もいると思うので、はっきり書いておきますね。

ムシの本です。
それも、虫が三つも入った蟲です。

細やかに丁寧に描かれたイラストがちょっと憎い…!

 

著者データ
安田夏菜:児童文学作家。「むこう岸」で日本児童文学者協会賞、貧困ジャーナリズム大賞特別賞を受賞。国際推薦児童図書目録「ホワイト・レイブンズ」選定。日本児童文学者協会会員。

 


海を見た日 
M・G・ヘネシー


 

 

*あらすじ
養母と暮らす子どもたち。新しくが加わった、無口でロボットのような男の子の「ママに会いたい」という願いを叶えるため、子どもたちだけの小さな冒険が始まる…。

 

しっかりもののナヴェイア。
おしゃべりなヴィク。
無口のマーラ。

3人は同じ養母のもとで暮らす里子。

そこへ新しく、ロボットのような少年クエンティンがやってきます
アスペルガー症候群のクエンティンは、お母さんとの記憶を大切に抱えていました。

「ママのところへ帰りたい」

その強い思いにこたえようと、子どもたちは初めての遠出を計画します。

作者のM・G・ヘネシーさんは、"アメリカの里親制度のありさを、本作で描き出したかった"と、あとがきに書かれています。

性格も外見も違う4人の子どもたち。
冒険の先で彼らが手に入れたものは?

アメリカの作家M・G・ヘネシーによる子どもたちの小さな冒険譚です。

 

著者データ
M・G・ヘネシーアメリカ在住の作家。特別擁護者(CASA)としてボランティアでLAの里親制度を支援している。本作のほか、邦訳されている作品に「変化球男子」。

 


江戸のジャーナリスト葛飾北斎 
千野境子


 

 

 

みなさんは、浮世絵を知っていますか?

浮世絵が生まれたのは江戸時代。
「世間」のことを「浮世」ともいいますが、江戸の人々の生活や、風景を描いたものが浮世絵です。

その中でも、葛飾北斎の描いた浮世絵は、日本でも他の国でも大評判でした。

2024年から発行される新千円札の裏面には、北斎の絵が印刷されるそうですが、一体どんな人だったのでしょうか。


この本では、葛飾北斎の一生を追いながら、彼の魅力を探っていきます。

ただ残念ながら、この本には北斎の絵が一枚も載っていないのです
インターネットで調べるか、図書館などで画集を見ながら読むと、わかりやすいと思います。 

 

著者データ
千野境子:客員論説委員東南アジア報道で1997年度ボーン上田記念国際記者賞受賞。ほかの著書に「アメリカ風だより」「紅茶が動かした世界の話」「なぜ独裁はなくならないのか」など。

 

高等学校の部

 


その扉をたたく音 
瀬尾まいこ


 

 

29歳、無職。
父親の仕送りを頼りに、ギターだけを鳴らす。

そんな主人公・宮路は、ある時、演奏に訪れた老人ホームで、介護士の渡部が演奏をするサックスを耳にします。

その腕前はプロ級。

宮路は渡部のサックスを聴きたいがために、老人ホームに通い始め……。


29時無職の男の話がなぜ高校生の課題図書に選ばれたのか…?

という疑問はさておき。

この本の著者・瀬尾まいこさんは、私も大ファンの作家さんです。

実は、こちらの作品に瀬尾さんの他作品に出ていたと思われる人物が登場していまして、ファンの方はちょっと嬉しいのではないでしょうか。

主人公をはじめ、登場する人たちの停滞していた時間や気持ちが動き出す。

そんな瞬間を切り取った爽やかで温かいお話です。 

 

著者データ
瀬尾まいこ:「卵の緒」で坊っちゃん文学賞大賞を受賞し作家デビュー。 「幸福な食卓吉川英治文学新人賞、「戸村飯店 青春100連発」坪田譲治文学賞。「そして、バトンは渡された」は2019年本屋大賞を受賞した。

 


建築家になりたい君へ 
隈研吾


 

 

著者の隈研吾さんは、那須芦野の石の美術館"、東京南青山の根津美術館"、特に話題になったところでは、オリンピックのメインスタジアムとして使用された"新国立競技場"などを手掛けた建築家。

この本では、建築家になりたい!と思ったきっかけから、たくさんの建築家との出会い、海外での学び、手掛けてきた建築についてのエピソードなど、建築家としての歩みを語られています。

それらを通して隈さんが、同じく建築家を夢見る10代に伝えておきたい、"建築家"という仕事。
時代で変化する建築美やクライアントの希望に適応するにはどんな心構えが必要なのでしょうか?

建築家を志すみなさん、「自分には無理かも…」とあきらめる前に、ぜひこの本を開いてみてください。

 

著者データ
隈 研吾:東京大学大学院建築学科修了。1990年に隈研吾建築都市設計事務所を設立、20か国以上で建築を設計している。ほかの著書に「負ける建築」「建築家、走る」など。
 


クジラの骨と僕らの未来 
中村玄

 

この本を書いたのは、長年クジラの研究をしてきた中村玄さんです

子どものころから生き物が好きだった中村さんは、中学校の解剖の授業をきっかけに、生き物の生態や骨格に興味を持ち始めました。

クジラも、そんな生き物好きの延長線上で出会うことになります。

しかし、身体が大きく、なかなか手に入らないクジラの研究は簡単ではありません。

この本では、中村さんがクジラの研究のためにあちこちへ奔走する姿も描かれています。

なかなか知ることのできない、新しい世界を覗くノンフィクションです。

 

著者データ
中村玄 : IWC(国際捕鯨委員会)科学委員会委員 。とくにナガスクジラ科鯨類の骨格を専門としている。共著に「鳥羽山鯨類コレクション~東京海洋大学所蔵骨格標本の概要~」「鯨類海産哺乳類学[第三版]」「クジラ・イルカの疑問50」。

 

 


まとめ


 

いかがでしたか?

3つの記事に分けて課題図書を紹介いたしました。
 
4月から読み始めて「今年は余裕だな~!」と思っていたのですが、結局、納期(納期?)ギリギリで仕上げました~。
 
すべて紹介出来て良かったです。
それではみなさま、よい夏休みを~!!
 

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