【2023年版】中学生の課題図書3冊

 

 

 

今回は 中学生の課題図書の紹介記事です。

全学年の課題図書は公式サイトで確認できます。

 

 

2023課題図書

クラッチ 
歌代 朔

 

あらすじ

コロナが広がる中、大会も美術展も、イベントはことごとく中止。中学最後の夏、僕たちの日常は黒く塗りつぶされた…。

 

バレー部の部長をつとめる鈴音と、美術部部長の千暁を主人公に、コロナ禍で中学生生活最後の夏を迎えた3年生たちを描いた作品。 目標にしていた大会や美術展が取りやめになり、行き場のない悔しい思いを抱く鈴音と千暁。さらに、コロナによってあぶり出された自分自身の一面に愕然とすることも。 それでも精一杯の青春を送る姿に大人まで励まされる、パワー溢れる作品。

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アップステージ 
ダイアナ・ハーモン・アシャー

 

あらすじ

今年度の学校ミュージカルの演目は、『ザ・ミュージック・マン』。シャイで引っ込み思案のシーラも、ミュージカルの舞台にはちょっと憧れてた。でも、オーディションの結果シーラがもらったのは、ちょびヒゲをつけたおじさんの役。それだけでも最低なのに、なんだか色々なことが巻き起こり…?

 

ミュージカルの舞台に立つまでの中学生たちを描くドタバタ劇。なにかと振り回されながらも、最高の舞台にしたいという気持ちを胸に、新しい仲間と作品を作り上げていくシーラ。自信を持って舞台に立つことは出来るのでしょうか。

笑いあり、事件あり、はたまた恋もあり。青春ミュージカルストーリーの開幕です!

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以前紹介した記事

 

人がつくった川・荒川 
長谷川敦

この本の主人公は埼玉県から東京湾へと続く荒川です。
荒川は、昔は頻繁に水が溢れ出して人々を困らせる荒れた川だったそうです。しかし、荒川からもたらされるめぐみも少なくなく、長い歴史の中で人々の暮らしに沿うように川の流れを変え、技術の進歩で水害も減ったのだとか。一本の川にこれほどの歴史があるとはちょっと思っていませんでした。
課題図書としては、荒川が身近ではない子たちがどう読むかが気になるところ。 

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読書感想文におすすめの本

メイド イン 十四歳 
石川 宏千花

 

あらすじ

ナチュラルボーン優等生・藍堂のクラスに転入生がやってきた。初対面の日、世話役を任された藍堂の前に現れたのは、包帯で身体をぐるぐる巻きにした男の子で…。

 

脳波の影響で他人からは姿が見えないという難病を持つ浅窪くんは、礼儀正しい好青年。見たことも聞いたこともない病を抱えた透明人間のような彼を、藍堂以外のクラスメイトは受け入れることができません。周囲の浅窪くんへの拒絶を目の当たりにした藍堂は、大きなショックを受けます。

クラスメイトの荻窪くんへの差別が印象に残りますが、後悔した後にどうするか?を問いかける作品。

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あした、弁当を作る。
ひこ・田中

 

あらすじ

ある日を境に、あれこれと世話を焼きたがる母親に反発心を抱くようになった龍樹。母親と距離を置くため、学校に持って行く弁当を自分で作ることにするけれど…。

 

思春期の男の子のお話…いや、思春期をきっかけに自分の家族の歪さに気付いてしまった男の子のお話、でしょうか。過保護が行き過ぎた母親と横暴な父親の言動にはかなりゾッとします。主人公はそんな2人の支配に「自分のことは自分でする」ことで対抗しようとします。胸がすくような展開はないのですが、主人公の確かな成長を感じられる結末。

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