すうがくでせかいをみるの
スペインの作家ミゲル・タンコの作品。
この絵本には数式や計算は出てきません。
数学が好きな女の子を主人公に「身の回りにも数学は溢れている」ということや「みんながみんな、それぞれの目で世界を捉えているんだ」ということを描いています。
最後のページには「すきなことをやって 夢をかなえた人たちへ」という著者のメッセージも添えられており、"好きなことを突き詰めて良い"というエールも込められているのかな、と思いました。
好きなことがある子はもちろん、まだ夢中になれるものに出会えていない子にも◎。
主人公のように数学が好きな子には、声を大にしてオススメします!
ミゲル タンコ:スペインの児童書作家。英語、スペイン語で40冊以上の本を出版しており、本作は初めて日本で出版された作品。
世にも美しき数学者たちの日常
ところで、数学者たちは普段、どんなことを考え、どんな毎日を過ごしているのでしょうか。
この本では「数学は難しい」派の作家・二宮 敦人さんが、数学を愛する人々のもとを訪ね、”彼らにとっての数学”を問いかけます。
部屋中メモだらけの数学者、数学を教える人、数学で楽しませようという芸人さん、数学にどハマりした中学生。
本作を読んで、"数学者というのは数学が得意な人のこと"という考えをちょっと改めました。
得意ではなく、数学が大好きな人たち。
学生時代の経験から、数学に詳しい=勉強ができる、と思ってしまいがちだけれども、どんな分野でも好きで好きで追究していけば、自ずと詳しくなるものですよね。
二宮さんが最後にたどり着く、「数学は○○だ…!」という結論がなかなか面白いです。
2009年『!』で作家デビュー。ノンフィクションのほか、ホラー、推理小説など様々なジャンルを手掛ける。代表作に『最後の秘境 東京藝大:天才たちのカオスな日常』など。
解きたくなる数学
最後は実際に数学してみよう!
こちらの『解きたくなる数学』は「ピタゴラスイッチ」の制作メンバーによる、思わず解きたくなってしまう数学問題集。
普通の単行本より大きめ、中身もほぼ写真とあって絵本のような本です。
問題はとてもシンプル。
例えば最初の問題は、
「ナットは全部で何個あるか」という問いかけと、山盛りのナットを乗せたはかりの写真。
これだけ。
ヒントは全部写真の中にあるのです。
数学を習ったのも遥か昔。「面積…?不等辺三角形…?」という苦労もありましたが、私も全力で楽しめました。
謎々に近いかな?ひらめき力も必要かも。
「あっ、閃いた!」というあのスッキリ感が、数学の醍醐味なのかもしれないですね。
まとめ
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【福と幸せをよぶ 妖怪さんと柴犬さん| 影山直美】 #読了
— ちこやま (@chiko_yama398) 2022年3月10日
柴犬さんの謎多き行動、実は妖怪と戯れているのでは…? というところから始まるゆるカワ妖怪案内。悪さする者だけでなく、福を持ってきてくれる妖怪も沢山いるんです。https://t.co/EptdIdGoEl
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