今回は、かわいいおばけ、ユニークなおばけ、おばけが苦手な子でも楽しく読める、怖くないおばけが登場する絵本を3冊ご紹介します。
夜、眠る前の読み聞かせでも安心ですよ。
めっきらもっきら どおんどん
きみょうな声に呼ばれてのぞいた穴に、すいこまれるかんた。おちておちて、ついたところは夜のやま。そこで待っていたのは三人のばけもの。「あそんでよう」とせがまれて、かんたはこのへんてこりんな三人組と、楽しくふしぎな時間を過ごします。
ところどころで神隠しのような風味も感じるのですが、「あそんであそんで」と大泣きしてしまう化け物たちは可愛らしくて、怖いどころかむしろ、一緒に遊んでみたい!と思ってしまう。子どももきっと夢中になれる一冊です。
おばけのジョージ―
ホイッティカーさんの家のちいさな屋根裏にすむおばけのジョージ―。 毎晩、同じ時間に階段をきしませ、広間のドアをギーといわせます。するとホイッティカーさんの家の人たちは、自分のするべきことをちゃんと時間通りに出来るのです。しかしある日、ホイッティカーさんは階段と広間のドアを修理してしまいます。ジョージーはもう、決まった時間になっても、音をたてることができません。困りはて、新しい家をさがしに出かけたジョージ―ですが…?
おばけやしきへようこそ!
昔、森の奥深くに、魔女やトロル、ライオンに幽霊が住む、大きくてくらーいおばけやしきがありました。この森には人間がくることがなく、みんなそれぞれ勝手気ままに暮らしていたのですが…、ある日、迷子の女の子がこのやしきを訪れます。「ここに ひとばん とめてもらえませんか?」「おまえさんに ゆうきが あるなら おはいり…。」
はりきって女の子を怖がらせようとする住人たち。しかし、ここがおばけやしきだと知らない女の子は何があってもへっちゃらです。なんともたくましい女の子の行動にくすっと笑えてしまうおばけ絵本です。
まとめ
子どもに怖い本をおすすめする時はとても迷います。「子どもだし、あんまり怖くない本がいいかなあ」と思い絵本を手渡すと「これ、あんまり怖くなかったよ」と小さなクレーム…。
けれど、張り切って思い切り怖い本を手渡して、トラウマになってしまったらどうしよう、と思うと、どうしても本が選べない。こういう悩みも、経験で分かるようになるのでしょうか…。
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