「西の魔女が死んだ」
最初にこのタイトルを聞いたときには、ものすごいダークファンタジーなんだろうなと思いました。笑
実際にはダークどころかハートフルなお話。
ちょっと不思議な後味を残して。
私の梨木香歩作品の印象は、「温かくてちょっと不思議」。
今回は、そんな幻想文学がお得意の梨木香歩さんをご紹介します!
梨木香歩さんプロフィール
梨木香歩さんは、鹿児島県生まれ。
京都・同志社大学の神学部を卒業しています。
梨木さんは学生時代イギリスに留学し、児童文学者であるベティ・モーガン・ボーエンという方のお宅に滞在していました。ベティ・モーガン・ボーエンさんは梨木さんのお師匠さんでもあったようですが、残念ながら日本では翻訳本が出ていないようです。
この海外留学については、後に梨木さんが刊行したエッセイ集「春になったら莓を摘みに (新潮文庫)」でその思い出を綴っています。
梨木さんの作家デビューは1994年。
「西の魔女が死んだ 」で日本児童文学者協会新人賞を受賞し、デビューします。
当時の梨木さんは作家になるつもりがなかったそうで、「書くことは好きとか嫌いとかいう次元を超えた大事なもので、それでお金をもらうことはしたくなかった」ということもおっしゃていました。
この「西の魔女が死んだ」はその後、新美南吉児童文学賞、小学館文学賞を受賞したほか、2008年に映画化もされ、梨木香歩さんの代表作となります。
デビュー初期の著作は児童文学が主でしたが、「からくりからくさ 」以降は児童文学にこだわらない作品を執筆するようになりました。
現在では多様なジャンルでご活躍されています。
梨木香歩さんおすすめ本3選
ここからは、梨木香歩さん著作からおすすめ本3冊をご紹介します。
ファンタジックなタイトルですが、西の魔女こと祖母と孫のまいの交流を、温かく描いたお話です。
出版されてから30年近く経ってるんですね~!びっくり!
いまだに愛され続けるこちらの作品は、中学生の読書にもオススメです!
家守綺譚
庭や草花、鳥、獣、果ては河童や人魚等々…。
作家と天地自然たちとの交歓録。
言葉を話さない植物・動物、妖怪たち。
これらとの交流を、奇異な話ではなく、綿貫の日常の一部として描いたお話。
一つ一つのお話は短いので、ゆっくり味わいながら読み進めるのがおすすめ!
【続編】
村田エフェンディ滞土録
お話の面白さももちろんですが、ノンフィクションなのでは?と思ってしまうほど、文章が巧み。
登場人物たちにもすごくリアリティがあります。
これはもはや、世界のどこかに存在する村田君の紀行文として楽しむべき!笑
まとめ
いかがでしたか?
梨木香歩さんのプロフィールなんですが、意外と詳細を載せているものが無いんですよね~。
最終的には作家事典に頼ってしまいました。笑
エッセイももっと読み込んでみようと思います。
参考図書
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【シンドローム】 #読了
— ちこやま/ 大山ちこ (@chiko_yama398) 2020年7月9日
なんだか凄い話です。笑
SFなんですが、文章が面白いなあ。
私は自分の心配事の前では周囲の大事なんて関係ないって話なのかな、と思いました。
読んだ方いたら感想聞いてみたい。https://t.co/C4dapGsR0O
最後までお読みいただきありがとうございました!
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