音楽は、青春だ。君と奏でる青春×音楽小説3選

最近の最大の悩みは、こたつを出すべきかまだ耐えるべきか・・・

布団のなかが生息場所になりつつあります。

 

さて、学生時代は吹奏楽部だったという方や、文化祭で合唱を披露したな~という方も多いのではないでしょうか。

今回は、学生時代の音楽に打ち込んだ時間が蘇ってくる(かもしれない)青春音楽小説を紹介していきます!

 


Fができない


 

 

*あらすじ
引っ込み思案で人付き合いの苦手な直大が兄からもらったお下がりのギター。一つ一つコードを覚えていくうち、直大の環境も少しずつ変わっていく。

 

2021年6月に刊行された升井純子さんの作品。

中学生に上がったばかりの直大。
人一倍不器用な彼は、クラスでの自己紹介にもつまずき、なかなかクラスに馴染むことが出来ません。

そんな直大が家で密かに練習をしているのが、ギター。
「Fができたら弾き方を教えてやる」と言う兄の言葉を励みに、一つ一つコードを覚えていきます。

そんな時、ひょんなことから直大がギターをやっていることを知ったクラスメイトのカイトの提案で、彼らはバンドを組むことに。
直大は自分を変えるための大きな一歩を踏み出すことになります。

ギター×友情×成長の青春音楽小説。

ちなみに私のFは…fictionかな? 

 


美爆音!ぼくらの青春シンフォニー 習志野高校吹奏楽部の仲間たち


 

 

*あらすじ
ヤンチャで悪戯好きの少年が魅せられたのは、習志野高校吹奏楽部の"美爆音"。 「オレもあんなふうに演奏したい!」 ひたむきに夢を追いかける、真っ直ぐな音楽小説。

 

2020年刊行、オザワ部長さんの作品。

本書に登場する習志野高校は、千葉県習志野市に実在する学校です。
習志野市は「音楽のまち」と呼ばれるほど、音楽の発展に力を入れているそうですが、中でも習志野高校吹奏楽部の"美爆音"は野球応援で話題になりました。

その吹奏楽部で2019年度の部長を務めた酒井悠歌(はるか)さんと、彼の仲間をモデルに書かれたのが本作。

登場する誰もが、音楽に対してひたむきで真っ直ぐ。
若い子の一途に突き進むパワーってすごいなあ。最近こういう話に弱くて、すぐにウルッときちゃうんですよね。笑

純真で混じり気のない、THE・青春音楽小説です!

 


拝啓パンクスノットデッドさま


 

 

*あらすじ
高校生の晴巳は弟とアパートに2人暮らし。放課後は毎日のようにアルバイト、自分たちの生活を守るために必死な晴巳を、弟の存在と大好きなパンクだけが支えていた…。

 

2020年に刊行された石川 宏千花さんの作品。

高校生の晴巳と中学生の右哉の兄弟。
父親を知らず、母親は生活費を送ってはくるものの、家には滅多に帰らない。

そのせいで、兄の晴巳が家事の一手を担い、アルバイトを掛け持ちしながらギリギリの生活を繋いでいます。

そんな、細々と暮らす兄弟が唯一夢中になれるのが、パンク

パンクは、自由でいい。
誰が演ってもいい。


貧困による壁や大人の身勝手に振り回されながらも、パンクをきっかけに、自分の未来への扉を晴巳は見つけていきます。

不恰好だけれどカッコイイ、躍動感あふれる青春音楽小説。

 


まとめ


 

いかがでしょうか?

私は小中学生のころ合唱団に所属していて、オペラ版の「走れメロス」や「サウンドオブミュージック」のミュージカルを演じたこともありました。

未だにふと思い出して口ずさんでしまいます。

 

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